regular tasting レアものから年代物まで、様々なワインを・・・

レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。 お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは 18:00 に抜栓します。

6 June 2021
29 Tuesday

Blanc de Noirの瞬き

『 漆黒を駆ける稲妻 』

コース料理無し
定員13名様
7 glass set 各55cc
¥50,380 消費税込み・サービス料別

N.V Guillaume S. Largillier

N.V Egly Ouriet Blanc de Noir

N.V Eric Rodez Coeur de Terroir Tirrerge 1999

2014 Roses de Jeanne La Presle

2009 Jacquesson Vauzelle Terme

2009 Philliponnat Clos des Goisses Les Centres

2009 Bollinger V.V Vignes Francaise

まずはN.Vから3種類です。アヴィーズ村の革命児ジャックセロスの息子、ギョーム・セロス。2012年からオーブ県の友人の所有する単一畑、ラルジリエ に可能性を見出し、ジャック・セロスの醸造所に持ち込み造り始めました。
セロス同様発酵から小樽を用い、生産量も3500本とミニマム。 N.V表記ですが2012と2013のブレンドで豊かな表情が楽しめます。ギョーム・Sのプロジェクトは2009年に祖母からプレゼントされたクラマンの1.5haの畑から造ったブラン・ド・ブランのキュヴェ、オーデュス・デュ・グロモンからスタートし、今ではプレミアムシャンパンの筆頭になりました。
余談ですがアンセイム氏は2018年に引退を表明しているので現ジャック・セロスもギョーム氏が手がけています。
2本目はこちらもRMの帝王の一人、 エグリ・ウーリエ、ピノ・ノワールの聖地、アンボネイ村で4代目当主のフランシス・エグリ氏が1990年に就任してから一躍熱狂的ファンが付く人気に。 こちらも発酵から新樽を用い、パワーと旨味を見事に融合させています。3本目はアンボネイのもう一人の巨頭エリック・ロデズ。ワイン造りは音楽だという信条のもと、若くして名門クリュッグにてチーフエノロジストを務め、そこで得た巧みな樽使いとアンボネイという偉大な テロワールを忠実に表現する天才です。
このキュヴェは日本への入荷がたったの12本という超希少な一本です。N.V表記ですが実際は マルチヴィンテージで1998年の葡萄を中心に1993年まで遡るマルチ・ヴィンテージ。ティラージュの1999年からの澱との接触期間が非常に長く旨味に溢れた味わいです。(表記は有りませんがデゴルジュマンはおそらく2013年の2月です。輸入元より) 4本目は2000年にオーブ県に設立、若き天才の異名をほしいままにするセドリック・ブシャール氏。「単一品種、単一区画、単一ヴィンテージに こだわりトレサヴィリティのはっきりとした味わいを目指します。ローズ・ド・ジャンヌは区画ごとにボトリングされ、全ての区画を合わせてもたったの 3.5ha程度、その中でもプレスルはなんと0.25haと最小で、その年間生産量は僅か600本程度です。
究極のオートクチュールシャンパンの生産者の異名は伊達では有りません。5本目はジャクソンの単一区画シリーズの銘柄のうちの1つ、ヴォーゼル・テルム。アイ村の最上区画である0.3haの畑から 仕込まれるこのキュヴェは生産量も少なくジャクソンの中でも「幻」とも言われます。ジャクソンを語ればその長い歴史の中、逸話は沢山有りますが、 最も有名なのはジョセフ・クリュッグ(クリュッグの創始者)はここでの修行から始まりました。N.Vという概念に疑問符を投げかけ2000年からの プロジェクト700シリーズ(728からスタート)はこのメゾンの代名詞ですが実はシャンパーニュへ単一畑という考えを持ち込んだのもジャック・セロス より早い先駆者です。コルヌ・ボートレイやシャン・カンに代表されるようにシャルドネのイメージが強い生産者ですが実はピノの造りもピカイチです。
そしてここからは王道メゾンへシフトします。マレイユ・シュール・アイ村のフィリポナ。メゾン裏にある45度という急傾斜から生み出されるクロ・デ・ゴワセ。 ここを14の区画にわけ、その中でも最も表土の薄い強烈なミネラル感が印象的な区画のサントレ。5つの自社畑のブレンドであるマレイユ・シュール・アイ」アイ村の単一畑の「レオン」そして「サントレ」。フィリポナの新時代を告げるトリロジー(三部作)の中でも最もポテンシャルが高いという評価がこのサントレです。
とりを飾るのはボランジェのヴィーニュ・フランセーズで誰もが認める同社のフラッグ・シップです。 ボランジェメゾン眼前の小区画、ショート・ド・・テールとクロ・サン・ジャックという2区画のピノ・ノワールだけを用い造られる逸品。 純潔のプレ・フィロキセラの葡萄からは育まれるこのシャンパンは深く長い余韻が楽しめます。 梅雨の季節の蒸し暑さの中をピノ・ノワールという漆黒の稲妻が貴方の身体を駆け抜ける、そんな異次元の体験を是非この機会に いかがでしょうか。

5 May 2021
26 Wednesday

〜テロワールの表現者〜

『シャンボールのFANTASISTA.☆Part4☆』

コース料理無し
定員13名様
7 glass set 各 55cc
¥86,680 サービス料別

2005 Chambolle Musigny Les Cras(G.Roumier)

2005 Chambolle Musigny La Combe d'Orveau(A.Gros)

1999 Bonnes-Mares ( Dujac )

1995 Bonnes-Mares(J.F.Mugnier)

1990 Musigny ( Vogue )

1974 Chambolle Musigny Les Amoureuses(R.Groffier)

1973 Chambolle Musigny Les Amoureuses(Grivelet)

スタートは超良年2005年から2つの畑、2つの生産者の飲み比べです。クリストフ率いるジョルジュ・ルーミエからはレ・クラを。
この畑はフュエを挟みボンヌ・マールと地続き、ミネラルの効いた味わいに定評がある区画です。名門グロ家からはアンヌのコンブ・ドルヴォーを。大柄なスタイルではなく端正さを定評としながら凝縮した果実感を表現していますが、この区画は特にそれが顕著で女性らしいしなやかな味わいと言えます。
ドゥジャックとミュニエからは特級畑ボンヌ・マールをこれまた超良年の99と95で。ドゥジャックのボンヌ・マールは68年の創業以来の代表畑。モレだけでなくロマネ・サン・ヴィヴァンやシャンベルタンも素晴らしいですが、やはり「ここが本拠地」と感じさせるのではないでしょうか。ミュニエのボンヌ・マールは88年に改植以降高く評価されるようになり、今は特級畑ミュジニーに次ぐフラッグシップとなりました。ヴィンテージの違いこそあれ、「全房のドゥジャックVS全徐梗のミュニエ」の飲み比べはかなり興味深いものがあります。
そしてシャンボールと言えば、この畑がなければ始まりません。特級畑ミュジニー。11haの畑の約7割を所有するヴォギュエのミュジニーは常に先頭を走り続ける完全無欠のファンタジスタです。
実は90は過去の年末ワイン会でも出した一本。並居る強豪を制し、ゲストからの最も美味しいワインだった、と高い評価をいただいたものです。
あの時飲めなかった方に是非飲んでいただきたい、あの時飲んだ方にも是非再び飲んで頂きたい、そんな一本です。
そしてそして、トリは1ヴィンテージ違いのアムルーズ。ミュジニーの妹分として「恋人たちの」逸話であまりに有名、時に姉のミュジニーを凌ぐ評価を得ています。70年代前半はヴィンテージ自体は高評価ではありませんが、素晴らしい生産者に限り、至極の古酒としての味わいを感じ取れます絶頂のタイミングです。グロフィエのアムルーズは愛想の良さと長熟の2つの側面を的確に表現した逸品です。
そしてグリヴレ。遥か昔に無きドメーヌとして素性は謎が多く、見つけたら即買うべし、と言われ良年にはDRCやジャイエを凌ぐ味わいとも言われます。80年代初頭にワイン(ラベル)の偽造疑惑により有罪となり二代で消滅したドメーヌ、非凡な才能の持ち主はいつも後世で天才と評価されるのかもしれません・・・。グリヴレの味わいはいかに!真実はいつもグラスの中にのみ存在します。さあ、次のファンタジスタは貴方です。ご参加お待ちしております。

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  • お1人様より承っております。
  • キャンセルは、開催日の3日前までにお願いいたします。
  • 当日、ワインのコンディションよっては同等クラスのものと交換させていただく場合もございます。予めご了承ください。
  • ワインは 18:00 に抜栓します。
  • 表示金額は税込表記になっております。
    10%のサービス料を頂戴いたします。
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