
レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。
お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは
18:00
に抜栓します。

CHINOIS版 星月夜
ローヌ川縦断 581km の歴史を感じて・・

■2009 Cote Rotie La Landonne (Jean Michel Gerin)
■2006 Cote Rotie La Landonne (Rene Rostaing)
■1993 Cote Rotie La Landonne (E.Guigal)
■2009 Chateauneuf du Pape Rouge Oenothequee (Chateau de Beaucastel)
■2009 Chateauneuf du Pape Rouge Pignan (Chateau Rayas)
■1995 Lʼ Hermitage Rouge (Jean Louis Chave)
■1994 Lʼ Hermitage Rouge (Jean Louis Chave)
シノワ渋谷店11月ワイン会は一年ぶりの南仏・ローヌです。6人の偉大な生産者達の魅せるシラーとグルナッシュの異次元な世界観。スイスを水源とし、地中海に注ぐ全長812km の壮大な川のほとりにて脈々と受け継がれる特異な味わいはフランスを代表する一大産地です。寒さの深まるこのシーズンに秋の夜長のお供にお楽しみください。
ゴッホの名画「ローヌ川の星月夜」になぞらえて、星、月、夜の三部構成でお届け致しましょう。
【星】その中でも一等星クラスの生産者を3人。アンピュイ村の背後にそびえる対面の丘コート・ロティ。地質のキャラクターとしての違いから金髪、銀髪の丘、と呼ばれます。銀髪の丘の中の単一畑、ランドンヌはそのパワフルさから「らしさ」が感じ取れるシラーの名作です。ジャン・ミシェル・ジェラン。政治家の父を持つ彼のワインはまさに緻密そのもの。
ロスタンのランドンヌは色気が特徴的。類まれなる香りを放ちながらもエレガンスな味わい、ブルゴーニュと間違える方もおられます。最後にギガル。三つ子の次男は、次男らしからぬゴーイング・マイ・ウェイな性格。熟成による丸みが彼の
本来持つ深みを感じさせるでしょう。
【月】派手ではなく人目に付くことを嫌い、自分磨きを怠らず常に鍛錬。そんな姿が彼らの不動の名声を築くのでしょうか。
いやでも目立ってしまう人っていますよね。1309年にローマ教皇が移庁を受け入れさせられ南仏アヴィニョンの地にて新たなワイン文化を発展させました。「教皇の新しい城」、まずはボーカステル、ぺラン家です。自社セラーにて長期熟成、完全
蔵出しのエノテーク。13品種を全て使う数少ない生産者です。そして、来ました!待望のラヤス。本当にもう、もう、滅多にお目にかかれないラヤスのヌフ。ピニャンと言えども完成度の高さと高尚さにおいて右にでるものはないでしょう。ローヌのキング、いや、ゴット・レイノーです。09という完璧なヴィンテージで最高の記憶を刻んでください。
【夜】深淵さと静寂を湛えた緊張感をその身に纏い、「魔術師」シャーヴがたつその地はローヌ川を一望する畏敬の丘、エルミタージュ。シラー100% が厳つい味わいだと誰が言った?機械仕掛けの時計のように正確な区画のブレンド技術と時間という魔術により唯一無二の味わいに。贅沢に2ヴィンテージの飲み比べをお楽しみください。ローヌ川と共にリヨンから地中海まで縦断し、3大産地をくまなく、そして心行くまで。
ローヌワインをじっくり味わうこと、それは秋から冬への季節の移り変わりを楽しむ大人の為の贅沢な癒しの時間です・・・。