regular tasting レアものから年代物まで、様々なワインを・・・

レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。 お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは 18:00 に抜栓します。

4 April 2024
23 Tuesday

ニュイ・サン・ジョルジュというなかれ

いぶし銀の本気

コース料理無し
¥45,800 消費税・サービス料別

■2014 Vin de France Blanc (P.Roch)
ヴァン・ド・フランス・ブラン(P. ロック )
■2019 Nuits Saint Georges (Esprit Leflaive)
ニュイ・サン・ジョルジュ(エスプリ・ルフレーヴ)
■2014 Nuits Saint Georges (P.Roch)
ニュイ・サン・ジョルジュ(P. ロック )
■2009 Nuits Saint Georges Les Proces (A.Lachaux)
ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・プロセ(A. ラショー )
■1999 Nuits Saint Georges Les Proces (R.Arnoux)
ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・プロセ(R. アルヌー )
■1982 Nuits Saint Georges 1er cru (P.Bouree)
ニュイ・サン・ジョルジュ(P. ブーレ )
■1976 Nuits Saint Georges Les Meurgers (C.Molinier)
ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ミュルジェ(C. モリニエ)

シノワ渋谷店、4月のワイン会は、ニュイ・サン・ジョルジュ村(以下 NSG) にフォーカス。一見すると地味に思われがちなこの村のワインですが南北に長くムーザン川を境にそのキャラクターは大きく異なります。そんないぶし銀の村の魅力を再発見していただける企画です。
スターターからちょっとトリッキーな一本を。この村に本拠地を置くプリューレ・ロックのシャルドネ100% のオレンジワイン。旨味と爽やかさ、綿密なタンニンが印象的です。次にルフレーブ、エスプリは同生産者のネゴス物。
2018年からスタートしたこのブランドは深くルフレーヴが介入した葡萄のみを買い付け、年間3000ー5000本程のミクロ・ネゴス的立ち位置。この価格でこの世界的生産者を楽しめることが魅力です。お次は故ロック本人の味わいを身体に刻むべし、といったこの生産者の永久不滅のスタンダード。パワフルさと2014年らしい繊細さが見事に融合しています。
そして並べて二本、意味のある一級畑の飲み比べ。プロセは NSG 心臓部の丘の一級郡の北に位置します。VR 村のラショーと言えば昨今ではまず手に入らない垂涎の的。ロベールは95年に故人となっているのでこの二本はパスカルの作品です。
ブルゴーニュにおける良年ヴィンテージ、10年越しの飲み比べをお楽しみください。
P. ブレ社は GC 村に本拠地を置くネゴシアン兼ドメーヌで、蔵出しの古酒を良心的価格にてリリースすることに定評があります。
その味わいはクラシックそのもの。重心が低く、ザラつくタンニン感と腐葉土、タバコの香り、最近はこういうブルゴーニュが少なくなり画一感を感じることは果たして良いことなのか、悪いことなのか・・。
締めは76年、長期熟成の一級畑ミュルジェを。カティアール・モリニエは現在超入手な生産者、シルヴァン・カティアールの前進です。アルフレッド→アンドレ→シルヴァン→セバスチャンとそのスタイルを変えながら脈々と受け継がれ、また
変化をしていくその様こそまさにブルゴーニュワインの真骨頂。アンドレの代で無くなった貴重なドメーヌ物をその時代の背景を想いながらワインと対話をしてみるのも一興かもしれません。
商業的なイメージを感じるこの村(街)の中にもふと目を向けると粒揃いのワイン達が宝石のように転がっています。
新たな発見をしに奮ってのご参加をお待ちしております。

3 March 2024
26 Tuesday

~ブルゴーニュ・ルージュの讃美歌~

新時代の覚醒

コース料理無し
¥32,800 (税、サービス料別・料理無し)

■1974 Bourgogne Rouge (Grivelet P&F)

■1999 Bourgogne Rouge (G.Roumier)

■2011 Bourgogne Rouge (C.Dury)

■2017 Vin de France Jennot (Y.Durieux)

■2019 Bourgogne Hautes Cotes de Beaune Orchis Rouge (H.N.Ferrand)

■2021 Gevrey Chambertin Cuvee Alexandrine (M.Roy)

■2021 Nuits Saint Georges Les Herbues (N.Faure)

ブルゴーニュ・ルージュ 3 種についてはもはや説明不要の生産者達。今は消滅してしまったドメーヌ、グリヴレのネゴシアン物。良年のジョルジュ・ルーミエ、飲み頃に入ったコシュ・デュリ。年代こそ違えど、それぞれの根底の味わいであるブルゴーニュ・ルージュは美しい歌を奏でてくれるでしょうか。
ヤン・ドリューは 2010 年に設立されました、プリューレ・ロックの元で栽培を担当していて、そのナチュラルな造りを学びブルゴーニュの中でも注目されていないマイナーな産地でそのテロワールを最大限に表現することを信念としています。
そしてアンリ・ノーダン・フェラン。クレール・ノーダンは女性生産者で知る人ぞ知る、ジャン・イヴ・ビゾの妻。
1994 年にドメーヌを引き継ぎます。オルキス、とは「蘭」の意。その名に恥じない優美さとしっかりした旨味を湛えた逸品です。マルク・ロワはジュヴレ・シャンベルタンに特化した家族経営の小規模生産者。3代目のマルク・ロワがドメーヌとして元詰めを開始し、現在は4代目の一人娘アレクサンドリーヌが運営します。フラッグ・シップのアレクサンドリーヌは結実不良(ミランダージュ)を起こしたブドウのみを使用するというかなり変わったこだわりから生まれる逸品で、小粒になることから得られる天然の凝縮感を感じ取れるワインになるということが利点だそうです。
最後はニコラ・フォールのニュイ・サン・ジョルジュ、フラッグシップのゼルビュを。2013 年にデビュー。ニュイ・サン・ジョルジュは周知の通り、南北に長い村でそのワインのキャラクターは南北で大きく違います。ゼルビュはヴォーヌ・ロマネに接する北東の畑でそのキャラクターは妖艶さを感じさせます。DRC、プリューレ・ロック、J.L. シャーヴといった名だたる生産者の元で修行し、ワインの熟成は DRC の一年使用樽(銘柄非公開)を使用、生産量の少なさからすでに幻の生産者と言えます。伝統が粛々と息づくこの地において新時代の到来を告げる生産者達と古典的生産者を集めたちょっとマニアック、でもかなり楽しい、そんなワイン会です。この価格はもう二度とないでしょう。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

< newer   |   top   |   older >

regular tasting
  • お1人様より承っております。
  • キャンセルは、開催日の3日前までにお願いいたします。
  • 当日、ワインのコンディションよっては同等クラスのものと交換させていただく場合もございます。予めご了承ください。
  • ワインは 18:00 に抜栓します。
  • 表示金額は税込表記になっております。
    10%のサービス料を頂戴いたします。
archive sunday special