regular tasting レアものから年代物まで、様々なワインを・・・

レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。 お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは 18:00 に抜栓します。

9 September 2021
28 Tuesday

~ジュヴレ・シャンベルタンの雄アルマン・ルソーVer.2017~

『Armand Rousseau という絶対王者 』

コース料理無し
定員14名様
9 glass set 各 50cc
¥0 消費税・サービス料別

2017 Gevrey Chambertin 1er Cru Les Cazetiers

2017 Gevrey Chambertin 1er Cru Lavaut Saint-Jacques

2017 Charmes Chambertin

2017 Mazis Chambertin

2017 Clos de La Roche

2017 Ruchottes Chambertin Clos des Ruchottes

2017 Gevrey Chambertin Clos Saint-Jaques

2017 Chambertin Clos de Beze

2017 Chambertin

シノワ渋谷店、この時期毎年恒例となっているワイン会、今年もやります!
『Armand Rousseauという絶対王者』と題し2017年ヴィンテージのアルマン・ルソーのプルミエクリュ以上のアイテムを豪華にも一堂にお楽しみいただきます。2017年は厳寒な1月から始まり、3月から4月にかけて温暖で平年より早い芽吹き、4月末の霜害による収量の激減、暑い初夏から夏、そして雹害、涼しい収穫期と順当とはいかない波乱に満ちた厳しい年でした。
しかしながら夏後半から収穫時期にかけては特に夜が涼しく昼夜の寒暖差による綺麗な酸が育まれ病害も無く熟度こそ高くは無いですがブルゴーニュらしいフィネスにあふれるヴィンテージとなりました。
アルマン・ルソーは言わずと知れたフランス、ブルゴーニュ地方を代表する生産者の一つ、とりわけジュヴレ・シャンベルタン村のテロワールを表現するトップ・ドメーヌです。
2010年ヴィンテージ以降収穫量の少ないヴィンテージが続き、それとは反比例する様に世界的に需要が増え、価格が高騰する一方のブルゴーニュのワイン達、その中でも随一の人気を誇るアルマン・ルソーを贅沢にも同一ヴィンテージでお楽しみいただける貴重なチャンスです!  
皆様のご参加心よりお待ちしております。

★Domaine Armand Rousseau★
18世紀初頭、心無いネゴシアンによって不正なブレンドが横行しており、商慣習上タブー視されていた元詰をアルマン・ルソー氏がダンジェルヴィユ、グージュ、グリヴォらと組織を結成し1915年頃に実現。ネゴシアンに樽で売るのをいち早く止めてブルゴーニュワインの品質向上に大きな貢献をした。2代目のシャルル氏は、1959年当時には6haだった所有畑を14haまで拡大。
所有面積の半分以上の8haをグラン・クリュが占める。シャルルはアルマン・ルソーの黄金時代を築きあげ伝説とまで言われていたが2016年の5月惜しまれながら93歳で亡くなった。現在はアルマンの孫に当たるエリックが切り盛り、娘のシリエルも参画し、正に盤石の布陣となっている。
ドメーヌ・アルマン・ルソーにとってワイン造りとは、「こちらがアペラシオンの特徴を表現するものではなく土壌の方から語りかけてくるものである」という。その言葉を体現するかのように、土壌本来の力に任せるため20年前から肥料を使用していない。
数年前よりリュット・レゾネに切り替え農薬もボルドー液や硫黄など昔から伝わるものを選ぶ。
収量は毎年行なう摘芽と摘房で25?35hl/kaに抑える。新樽率は35%から、100%新樽のシャンベルタン、クロ・ド・ベーズクロ・サン・ジャックまで、格付にとらわれずワインの特徴によって使い分ける。
2019年5月にドメーヌが正規輸入元に、「自分達のワインが再販されたり投機目的のグレーマーケットに流出し、本当にワインを愛する消費者の手元に届かなくなってしまっている。」という内容の文章を送りました。これにより、あくまで要請ベースだが、ネット販売自粛と非常識高価格販売の取りやめをドメーヌ側からお願いされた形になり、止まらぬこのドメーヌの人気ぶりが伺える。

8 August 2021
31 Tuesday

Romanee Saint Vivantの詩

コース料理無し
定員13名様
7glass set 各 55cc
¥184,800 消費税込み・サービス料別

2003 Romanee Saint-Vivant (A.H.Noellat)

2001 Romanee Saint-Vivant (D.R.C)

1998 Romanee Saint-Vivant ( L’Arlot)

1989 Romanee Saint-Vivant ( J.J.Conffuron)

1977 Romanee Saint-Vivant ( A.Cathiard)

1976 Romanee Saint-Vivant ( Leroy)

1972 Romanee Saint-Vivant (C.Noellat)

今年の8月でシノワ渋谷店は23周年を迎えます!これもひとえにご愛顧頂いているゲストの皆様のおかげということで、特別なワイン会を企画いたしました。今回はブルゴーニュの中心ヴォーヌ・ロマネから最もかぐわしく、透けるような美しい味わいの代名詞である「ロマネ・サン・ヴィヴァン」にフォーカスしました。ブルゴーニュ公ユーグ2世のサンヴィヴァン修道院への寄進から始まり、大地主マレイ=モンジュ、そして分割や相続、買収の長い歴史を脈々と刻んできました。現在は約9.5haの畑を10の生産者が所有しておりそこから選りすぐりの7本をピックアップ致しました。皆様、振るってのご参加お待ちしております。
まずは2003年。アラン・ユドロ・ノエラ。後述する今は無き伝説の生産者、シャルル・ノエラの孫娘、オディール・ノエラがアラン・ユドロとの婚姻により1978年に相続された区画で、DRCと隣接しています。
ソフトタッチプレスと新樽の低さでピュアで透明感のある味わいが特徴です。そしてD.R.C.。1966~1988年まで賃借でしたが巨額の相続税が課せられたことでマレイ=モンジュ家が手放すことになり全畑の5割以上の5.2haを手中に収めました。しかも場所はこの畑の中心部、まさにR.S.V筆頭の生産者です。2001年は大幅な改植を行いはじめたD.R.Cにとっては記念碑的なヴィンテージです。
ラルロは1987年からと古参ではありませんが、大手保険会社AXAが巨額の資金を投じ、さらにデュジャックのジャン・ピエール・スメ氏を引き抜き、設立されたドメーヌです。90年代はスメ氏が自然回帰のワイン造りに果敢にチャレンジし、デュジャック仕込みの全房発酵からプチD.R.Cと呼ばれていた最もイケイケの時代です。
そしてジャン・ジャック・コンフュロン。こちらもシャルル・ノエラの孫娘のアンドレ・ノエラとの婚姻により相続されました。この当時の味わいは濃く、深く、滑らか。今のスタイルとはまた一線を画すうっとりするような味わいです。そして芸術的なワインを生むシルヴァン・カティアールの父アンドレ、77年の作品。その味わいは折り紙付き。95年で引退した為、26年という歳月の中、アンドレの名を冠したボトル、最近は見かけることすら難しくなってきています。
そしてお次は女帝ルロワ。1988年にシャルル・ノエラからの系譜の最後の区画を購入し、同時にドメーヌ・ルロワを設立。76年、この当時はまだメゾン・ルロワという立ち位置でありながらも他を寄せ付けない圧倒的エネルギーを感じる作品にしあがっています。
とりを飾るのはシャルル・ノエラ。上記三生産者のRSVの原点で、幻とも伝説とも語り継がれ、アンリ・ジャイエとも比較されるこの生産者のワインを飲める機会は年々確実に減ってきています。(現在存在するシャルル・ノエラは商標だけ買い取られ大手ネゴシアンがリリースする全くの別物です。)
昔からのワインラヴァ―にとってはこの名を聞くだけで心躍るのではないでしょうか?慈悲深い本物のブルゴーニュをこの機会に是非お楽しみください。24年目のシノワ渋谷店もどうぞ宜しくお願いいたします!

7 July 2021
28 Wednesday

Chardonnayの…夏

コース料理無
定員13名様
7glass set 各55cc
¥108,680 消費税込み・サービス料別

■2017 Musigny Blanc ( Vogue)

■2015 Meursault Poruzots(Roulot)

■2009 Chablis Blanchot( F.Raveneau)

■2007 Batard Montrachet ( Leflaive)

■2004 Montrachet ( Ramonet)

■2003 Meursault Charmes( C.Lafon)

■2003 Meursault Charmes( C.Lafon)

2017 年に華々しい復活を果たしたヴォギュエのミュジニーブランからのスタートです。特級畑ミュジニーの内 0.6ha の小区画から造られるこの銘柄。1980 年代から継続的かつ不定期に植え替えられ(主な植え替え時期は 1987、1991、1997)91 年の大幅な植え替えあとの1993 年ヴィンテージのミュジニー・ブランを最後に、樹齢が若く特級ミュジニーを名乗る品質に満たないと判断し、それ以降は、単なるAC ブルの格付で販売されてきました。20 年以上経ち、高品質なものが出来ると判断され 2015 年ヴィンテージから遂に復活を遂げました。
お次はルーロのムルソー一級畑ポリュゾ。コシュデュリ、ラフォンに続きムルソーに敵なし、と言われるルーロ。どちらかと言えば玄人受けする生産者でこちら側から歩み寄って味わいを探しに行く必要があるかもしれません。ムルソーで区画別の瓶詰めを始めた先駆で緻密なテロワール表現と抑制されたスタイルがブルゴーニュらしさを求める方には溜まらない味わいと言えるでしょう。ポリュゾはシャルムとは対極にある固く締まった緊張感のある味が最大の特徴、後述するラフォンとの対比は必飲と言えます。
お次は場所をコート・ドールから一気に北に駆け上がりシャブリ地区へ。数あるシャブリの生産者でフランソワ・ラヴノーを最高の生産者ということに異論を唱える方はいないのでは。スッキリサッパリとは程遠い長熟を前提とし、トレードマークの辛子色の蝋封はその証。現当主、ジャン・マリー氏は最低でも5年以上は寝かせて欲しい、とコメントしていて、シャブリとしては異例の長い熟成を経ることで膨大で硬質なミネラルが落ち着き深い味わいをもたらします。ラヴノー所有のレ・クロ、ヴァルミュールに並ぶブランショはそのミクロクリマの特徴としてシャブリ特級畑の中でも一番デリケートでエレガント、華やかなものです。そしてお待ちかねのルフレーヴです。可憐さが売りの2007年ヴィンテージと、豊満さの代名詞である特級畑バタール・モンラッシェ、そのコントラストはいかに!シュヴァリエとバタールの評価があまりに高い為、91年にモンラッシェを取得するまでは「ルフレーヴにモンラッシェは必要なし」と言われるほどでした。そしてそして、今回の大目玉であるラモネからは無敵艦隊モンラッシェが登場します。
1920 年、ピエール・ラモネによって創立され、現在三代目となるジャン・クロードとノエル兄弟がその高い品質を守り続けます。モンラッシェと言えば、アレクサンドル・デュマの「脱帽し、ひざまづいて飲むべし」はあまりに、有名、しかしながらわずか8ha の畑を17人もの所有者で分割されたこの区画、はたしてひざまづく価値のある生産者は何人いるのでしょうか。ラモネのモンラッシェは80年近い古樹から新樽100% で造られます。他のキュヴェは新樽の比率は低めなのでそれだけこのモンラッシェは別格な扱いなのでしょう。白のブルゴーニュにとって最高の当たり年の2004年、世界最高峰の白ワインの一つと言えるこのワインをお見逃しなく!
そしてお次はラフォンの2003年、ムルソー・シャルム。酸度の低くまろやかな灼熱のヴィンテージと磨き上げられたような旨味を感じるラフォン節はどのように聞こえるのでしょうか。ルーロとの対比も楽しみです。最後は G. ルーミエのコルトン・シャルルマーニュで締めくくります。世界で最も探し求められるシャンボールの生産者が白ワインを造っていることは意外としられていません。それもそのはず0.2ha のペルナン・ヴェルジュレスのアン・シャルルマーニュからわずか毎年数樽しか造られていないので殆ど知られていないのです。
古酒に至っては市場で見かけることはかなりのレアケースではないでしょうか。タフさが売りのコルトン・シャルルマーニュですがルーミエの区画はミクロクリマの影響で冷気が流れ込みやすく常にデリケートな仕上がりで、このアペラシオンに新たな発見と感動を憶えるのではないでしょう。めくるめく綺羅星のような造り手達、シャルドネの大玉連発打ち上げ花火で真夏の夜を白く彩ります。

6 June 2021
29 Tuesday

Blanc de Noirの瞬き

『 漆黒を駆ける稲妻 』

コース料理無し
定員13名様
7 glass set 各55cc
¥50,380 消費税込み・サービス料別

N.V Guillaume S. Largillier

N.V Egly Ouriet Blanc de Noir

N.V Eric Rodez Coeur de Terroir Tirrerge 1999

2014 Roses de Jeanne La Presle

2009 Jacquesson Vauzelle Terme

2009 Philliponnat Clos des Goisses Les Centres

2009 Bollinger V.V Vignes Francaise

まずはN.Vから3種類です。アヴィーズ村の革命児ジャックセロスの息子、ギョーム・セロス。2012年からオーブ県の友人の所有する単一畑、ラルジリエ に可能性を見出し、ジャック・セロスの醸造所に持ち込み造り始めました。
セロス同様発酵から小樽を用い、生産量も3500本とミニマム。 N.V表記ですが2012と2013のブレンドで豊かな表情が楽しめます。ギョーム・Sのプロジェクトは2009年に祖母からプレゼントされたクラマンの1.5haの畑から造ったブラン・ド・ブランのキュヴェ、オーデュス・デュ・グロモンからスタートし、今ではプレミアムシャンパンの筆頭になりました。
余談ですがアンセイム氏は2018年に引退を表明しているので現ジャック・セロスもギョーム氏が手がけています。
2本目はこちらもRMの帝王の一人、 エグリ・ウーリエ、ピノ・ノワールの聖地、アンボネイ村で4代目当主のフランシス・エグリ氏が1990年に就任してから一躍熱狂的ファンが付く人気に。 こちらも発酵から新樽を用い、パワーと旨味を見事に融合させています。3本目はアンボネイのもう一人の巨頭エリック・ロデズ。ワイン造りは音楽だという信条のもと、若くして名門クリュッグにてチーフエノロジストを務め、そこで得た巧みな樽使いとアンボネイという偉大な テロワールを忠実に表現する天才です。
このキュヴェは日本への入荷がたったの12本という超希少な一本です。N.V表記ですが実際は マルチヴィンテージで1998年の葡萄を中心に1993年まで遡るマルチ・ヴィンテージ。ティラージュの1999年からの澱との接触期間が非常に長く旨味に溢れた味わいです。(表記は有りませんがデゴルジュマンはおそらく2013年の2月です。輸入元より) 4本目は2000年にオーブ県に設立、若き天才の異名をほしいままにするセドリック・ブシャール氏。「単一品種、単一区画、単一ヴィンテージに こだわりトレサヴィリティのはっきりとした味わいを目指します。ローズ・ド・ジャンヌは区画ごとにボトリングされ、全ての区画を合わせてもたったの 3.5ha程度、その中でもプレスルはなんと0.25haと最小で、その年間生産量は僅か600本程度です。
究極のオートクチュールシャンパンの生産者の異名は伊達では有りません。5本目はジャクソンの単一区画シリーズの銘柄のうちの1つ、ヴォーゼル・テルム。アイ村の最上区画である0.3haの畑から 仕込まれるこのキュヴェは生産量も少なくジャクソンの中でも「幻」とも言われます。ジャクソンを語ればその長い歴史の中、逸話は沢山有りますが、 最も有名なのはジョセフ・クリュッグ(クリュッグの創始者)はここでの修行から始まりました。N.Vという概念に疑問符を投げかけ2000年からの プロジェクト700シリーズ(728からスタート)はこのメゾンの代名詞ですが実はシャンパーニュへ単一畑という考えを持ち込んだのもジャック・セロス より早い先駆者です。コルヌ・ボートレイやシャン・カンに代表されるようにシャルドネのイメージが強い生産者ですが実はピノの造りもピカイチです。
そしてここからは王道メゾンへシフトします。マレイユ・シュール・アイ村のフィリポナ。メゾン裏にある45度という急傾斜から生み出されるクロ・デ・ゴワセ。 ここを14の区画にわけ、その中でも最も表土の薄い強烈なミネラル感が印象的な区画のサントレ。5つの自社畑のブレンドであるマレイユ・シュール・アイ」アイ村の単一畑の「レオン」そして「サントレ」。フィリポナの新時代を告げるトリロジー(三部作)の中でも最もポテンシャルが高いという評価がこのサントレです。
とりを飾るのはボランジェのヴィーニュ・フランセーズで誰もが認める同社のフラッグ・シップです。 ボランジェメゾン眼前の小区画、ショート・ド・・テールとクロ・サン・ジャックという2区画のピノ・ノワールだけを用い造られる逸品。 純潔のプレ・フィロキセラの葡萄からは育まれるこのシャンパンは深く長い余韻が楽しめます。 梅雨の季節の蒸し暑さの中をピノ・ノワールという漆黒の稲妻が貴方の身体を駆け抜ける、そんな異次元の体験を是非この機会に いかがでしょうか。

5 May 2021
26 Wednesday

〜テロワールの表現者〜

『シャンボールのFANTASISTA.☆Part4☆』

コース料理無し
定員13名様
7 glass set 各 55cc
¥86,680 サービス料別

2005 Chambolle Musigny Les Cras(G.Roumier)

2005 Chambolle Musigny La Combe d'Orveau(A.Gros)

1999 Bonnes-Mares ( Dujac )

1995 Bonnes-Mares(J.F.Mugnier)

1990 Musigny ( Vogue )

1974 Chambolle Musigny Les Amoureuses(R.Groffier)

1973 Chambolle Musigny Les Amoureuses(Grivelet)

スタートは超良年2005年から2つの畑、2つの生産者の飲み比べです。クリストフ率いるジョルジュ・ルーミエからはレ・クラを。
この畑はフュエを挟みボンヌ・マールと地続き、ミネラルの効いた味わいに定評がある区画です。名門グロ家からはアンヌのコンブ・ドルヴォーを。大柄なスタイルではなく端正さを定評としながら凝縮した果実感を表現していますが、この区画は特にそれが顕著で女性らしいしなやかな味わいと言えます。
ドゥジャックとミュニエからは特級畑ボンヌ・マールをこれまた超良年の99と95で。ドゥジャックのボンヌ・マールは68年の創業以来の代表畑。モレだけでなくロマネ・サン・ヴィヴァンやシャンベルタンも素晴らしいですが、やはり「ここが本拠地」と感じさせるのではないでしょうか。ミュニエのボンヌ・マールは88年に改植以降高く評価されるようになり、今は特級畑ミュジニーに次ぐフラッグシップとなりました。ヴィンテージの違いこそあれ、「全房のドゥジャックVS全徐梗のミュニエ」の飲み比べはかなり興味深いものがあります。
そしてシャンボールと言えば、この畑がなければ始まりません。特級畑ミュジニー。11haの畑の約7割を所有するヴォギュエのミュジニーは常に先頭を走り続ける完全無欠のファンタジスタです。
実は90は過去の年末ワイン会でも出した一本。並居る強豪を制し、ゲストからの最も美味しいワインだった、と高い評価をいただいたものです。
あの時飲めなかった方に是非飲んでいただきたい、あの時飲んだ方にも是非再び飲んで頂きたい、そんな一本です。
そしてそして、トリは1ヴィンテージ違いのアムルーズ。ミュジニーの妹分として「恋人たちの」逸話であまりに有名、時に姉のミュジニーを凌ぐ評価を得ています。70年代前半はヴィンテージ自体は高評価ではありませんが、素晴らしい生産者に限り、至極の古酒としての味わいを感じ取れます絶頂のタイミングです。グロフィエのアムルーズは愛想の良さと長熟の2つの側面を的確に表現した逸品です。
そしてグリヴレ。遥か昔に無きドメーヌとして素性は謎が多く、見つけたら即買うべし、と言われ良年にはDRCやジャイエを凌ぐ味わいとも言われます。80年代初頭にワイン(ラベル)の偽造疑惑により有罪となり二代で消滅したドメーヌ、非凡な才能の持ち主はいつも後世で天才と評価されるのかもしれません・・・。グリヴレの味わいはいかに!真実はいつもグラスの中にのみ存在します。さあ、次のファンタジスタは貴方です。ご参加お待ちしております。

4 April 2021
2 Friday

『2009年 ブルゴーニュ 春の陣』

コース料理無し
定員13名様
7 glass set 各55cc
¥97,680 サービス料別

■2009 Puligny Montrachet Les Folatieres (d'Auvenay)

■2009 Puligny Montrachet Les Pucelles (Leflaive)

■2009 Gevrey Chambertin Lavaux St Jacques (Denis Mortet)

■2009 Morey St Denis Clos de la Bussiere (G.Roumier)

■2009 Chambolle Musigny (Vogue)

■2009 Vosne Romanee Barreaux (A.Gros)

■2009 Richebourg (D.R.C)

2009年のブルゴーニュは全ての地区で成功したと言える年です。2006〜2008と生産者たちにとって難しい3年間の後に素晴らしいヴィンテージが現れました。
コート・ド・ニュイ地区の気候は他の地区に比べて難しく、冬はシャブリ地区よりも寒く、雪も記録
されています。 春はシャブリ地区同様訪れが早く生育サイクルも早まり4月前半には発芽が見られましたが、その反面、嵐、雨によって灰色カビ病、ウドンコ病、ベト病などの病害がもたらされ、生産者たちは対応に追われます。この雨や嵐の季節は暖かく、晴天に恵まれた8月まで長引きました。 この晴天は8月15日にほんの少し嵐が起こっただけで、収穫期まで安定します。
収穫は9月10日あたりから開始され、ブドウは健全かつ完璧な成熟を迎えて収穫されました。
エレガントかつ豊潤なワインが出来た偉大な2009年ヴィンテージです。
ドメーヌ・ルロワと同時期に設立されたドーヴネは世界中でも最も手に入りにくいワインであると言えます。フォラティエールはハリと果実味を両立させているPMの中でも明るいキャラクターの畑、名手による味わいは期待大です。ルフレーヴは故アンヌ・クロード絶頂期の時代、ピュセルは繊細で優美、最も「らしさ」を感じさせる別格の一級畑です。ドゥニ・モルテは長男アルノーのワイン造りの才能がはっきりと実を結んだ年、濃厚さを排除していくスタイルに世間からの評価を確立、父の遺志を継承した上でさらなる高みへと押し上げています。
ルーミエのビシェールは骨格と滑らかさの象徴的銘柄、ヴォギュエは村名だからこその美しさ、ピュアさを演出します。アンヌ・グロのバローはあのクロ・パラントゥー上部に位置する畑、磨かれたような透き通る味わいさらに若干の野趣を感じさせるアンヌファンも納得の味わいです。赤の大とりはD.R.Cリシュヴール、モノポールのロマネ・コンティとターシュが大きく注目されがちですが実はリシュヴールも全体の45%を所有する筆頭生産者です。「100の花を集めてきたような」と形容され華やかで官能的ゴージャスな味わいは一度と言わず、二度三度、何度でも飲む価値のある味わいです。D.R.Cは最も偽造品が多い生産者の1つ。今回のように正規輸入元からのバックヴィンテージを手に入れることは中々困難です。「春の陣」と題した今回のワイン会、各陣営の中から貴方にとっての理想の頭領を是非見つけてみてください。

3 March 2021
30 Tuesday

『 高僧の玉座 』

コース料理無し
定員12名様
7glass set  各60cc
¥38,800 消費税・サービス料別

2012 MOЕT & CHANDON “GRAND VINTAGE”

2012 MOЕT & CHANDON “GRAND VINTAGE” ROSE

N.V MOЕT & CHANDON MCIII

2008 Dom Perignon Legacy Edition

2006 Dom Perignon Rose By LENNY KRAVITZ

2000 Dom Perignon P2

1995 Dom Perignon P2 Rose

スタートを切るのはグランヴィンテージの白とロゼ。2012年は晩春になっても降霜や豪雨、嵐、ミゾレなどの被害が続く未曾有の一年でした。しかしながら夏には一転、暑く乾燥した日が続き、結果収量は少なくても品質は最高のものとなりました。多くのメゾンがこの年に良年のみのヴィンテージシャンパンを造っています。続いてはMCIIIです。
2016年にモエのプレミアムマルチヴィンテージのキュヴェとして誕生しました。270年以上の創業からの3つの高度な技術(発酵・熟成・アッサンブラージュ)を駆使して造られた究極の作品がMCIIIです。グランヴィンテージシリーズのリザーヴワインをヴィンテージの特性ごとにメタル(ステンレス)・ウッド(オーク)・ガラス(瓶)での熟成に分けてからアッサンブラージュするという大胆な手法はまさに威信をかけた逸品といえます。
2008年は皆様ご存知の通り、シャンパーニュは100年に一度と言われるほどのグレートヴィンテージとなりました。レガシーエディションはそんな記念碑的ヴィンテージに最高醸造責任者が交代するというビッグイベントをボトルに刻んだモデルです。通常のキュヴェに先駆けて限定数のみの販売となり、一般公開されている情報では中身は通常モデルと一緒という話ですがデゴルジュマンの日付が違う、などの微妙な差異があるという都市伝説的話も・・・。当日、通常ボトルも別でご用意しますので気になる方は是非飲み比べをお勧めいたします。
2006年のロゼはフレッシュ感が落ち着き泡も一段階細やかな印象です。そんな落ち着いた雰囲気でアクセントを入れつつ、最後はP2を白とロゼで。8年スパンを1プレニチュードとし、とし、2度目のピークを迎えた味わいはスタンダード品を大きく凌ぐ圧巻の味わいです。白は最新ヴィンテージの2002から1つ遡った2000年を。燻されたナッツとクリームのような泡が素晴らしい融合を感じさせます。大トリは95年のロゼP2。26年の熟成を経たこのシャンパーニュから感じ取れるのは幸せを液体にしたらこのような味わいになるのでは、と想わせるムースのようなテクスチャー。複雑極まる味わいはまさに至福。
春の夜、高僧が築いた玉座にゆったり腰掛け、弾ける泡に包まれるラグジュアリーな時間をお楽しみください。

2 February 2021
24 Wednesday

カルト生産者「アルノー・アント」の軌跡を辿る

Meursaultの万華鏡

コース料理無し
定員13名様
7 glass set 各55cc
¥45,800 消費税・サービス料別

2013 Meursault Clos des Ambres (A.Ente)

2013 Meursault Vireuils (Roulot)

2005 Meursault Clos de la Bare (C.Lafon)

2005 Meursault(C.Dury)

1999 Volnay Santenots du Milieu(A.Ente)

1996 Meursault V.V(A.Ente)

1996 Meursault Goutte d'Or (A.Ente)

まだまだ寒さの続くこの季節、ふっくらした白ワインがなんとも美味しく感じるこの頃です。今回のテーマはムルソー。ムルソー御三家といえば、即座に出てくるビック・ネームのコシュ・デュリ、ラフォン、ルーロに加え、四天王といえば間違いなくこの生産者。そう、「アルノー・アント」です!新進気鋭ながら入手困難でカルト生産者としてその名を国内外に轟かせています。赤を含む至宝のバックヴィンテージから現在までを取り揃えました。
アルノー・アントは1992年設立の比較的新しいドメーヌです。元マッサージ師という異色の経で、1991年にワイン農家の娘、マリー・オディール・テヴノと結婚し、義父のドメーヌを弟のブノワ・アントと分割相続しワイン造りを開始しました。途方も無い仕事量の畑仕事をこなすため、収穫の時期の季節労働者の間ではアルノー・アントが厳しいというのは有名な話でこのドメーヌの仕事に当たるときは気をつけろ!という通説が有るとか。数々の雑誌でも賞を飾り、今やムルソーは御三家
から「四天王」に変わりつつあります。生産量の少なさから日本での流通は少なく、かつ高額で見つけたら即買必死の生産者です。ルーロは1830年から続くムルソーの超名門です。消費者の好みから逆算するような味わいではなく、極めて洗練され、上品で樽の香りはありながらも端正さを第一とする味わいはさすがとしか言いようが有りません。ヴィルウィルは村の北、標高300mに位置し、特にルーロらしさを感じられる一本です。コント・ラフォンとコシュ・デュリは超良年の2005年
の飲み比べです。シノワのワイン会には度々登場するムルソー、いや、世界中の白ワインの中でも最も偉大と言えるこの2大生産者は対極の味わいで、この贅沢な飲み比べは価値の高いものです。サントノ・デュ・ミリューはムルソー村に有りながら赤を作ればヴォルネイ、白を作ればムルソーというちょっと変わった畑。ビッグヴィンテージの1999年は今飲み頃に入っています。最後は96年を2種、ヴィエイユ・ヴィーニュはオルモー畑の樹齢100年以上の古木からのもの。2001年からキュヴェ名が変わり、2008年で生産されなくなったマニア必飲のレアアイテムといえます。最後は一級畑のグッド・ドールで。いわゆるこの畑からイメージするグラなスタイルではなく抑制がきいたテイストですが余韻の長さと味わいの綿密なる深さには唸らせられます。めくるめく万華鏡のように表情を変えるムルソー村の魅力を是非味わいにいらしてください。

1 January 2021
26 Tuesday
新春スペシャルワイン会

冬の日の1995

コース料理無し
定員13名様
8glass set  各55cc
¥78,800 消費税・サービス料別

1995 Charmes Chambertin(T.Merme)

1995 Bonne Mares (Vogue)

1995 Musigny(Vogue)

1995 Musigny(J.Prieur)

1995 Romanee Saint Vivant (R.Arnoux)

1995 Corton Clos des Cortons (Faiveley)

1995 Clos Vougeot Grand Maupertuis(A.Gros)

1995 Montrachet(M.Colin)

シノワの常連トプノ・メルム。モレ・サン・ドニに本拠地を構えるこの由緒正しきドメーヌはナチュラルで綺麗な果実味が特徴。この時代はシャルムとマゾワイエールをブレンドしていた貴重な時代
。ヴォギュエからは同じシャンボールを代表するボンヌ・マールとミュジニーの飲み比べを。好みがはっきり分かれるところでヴォギュエを語る上での永遠のテーマの1つですがいつも新しい発見をもたらしてくれます。
最も人気のある畑の1つ、ミュジニーからはもう1生産者、ジャック・プリウールを。低迷期もありましたが90年から参画したナディーヌ・ギュヴラン女史が盤石な体制を築きあげ、95年は麝香の香りを放つ妖艶なスタイル。一度飲んだら忘れられない味わいです。
ロベール・アルヌーはヴォーヌ・ロマネ村きっての超名門。1984年にモワラール家から取得したロマネ・サン・ヴィヴァンは同ドメーヌのフラッグシップです。奇しくも1995年はロベール氏が他界した年です。パスカル・ラショーとは又違うスタイルのクラシカルな RSV を飲むチャンスは年々少なくなって来ています。
フェヴレのドメーヌものは超優良です。これが意外と知られていないので実は狙い目。クロ・デュ・コルトンは特級のブレッサンドやクロ・デュ・ロワ、ルナルド等がひしめく中のロニェの中の小区画。堅牢で骨格があり、野趣に富みコルトンに求められるスケールの大きい味わいが魅力です。
言わずもがなの名門グロ家からはアンヌ・グロを。クロ・ヴジョは広い特級畑でレベルの違いがかなり出ますがアンヌ・グロ所有のグラン・モーペルテュイはヴジョ城の直ぐ下の並びにあり、最良の区画と言われています。昔のエチケットのアンヌ・グロは味がありお好きな方も多い印象です。モンラッシェ、高騰に高騰を続ける白ワインの帝王。サン・トーバンからはマルク・コランです。四人の子供がいて全員この仕事に従事しています、ドメーヌは現在三男と長女が引き継ぎ、長男、次男は独立しています。
彼らのワインもこれまた素晴らしいですが、それはまたの機会に・・・。マルクコランの区画はシャサーニュ側の最上部に位置し、キレッキレのミネラルと長く続く余韻は至福の時をお約束します。
目を閉じればあの名曲が聞こえて来ます、「いきなり恋してしまったよー!」2021年もワインに恋する穏やかで健康な一年を!

12 December 2020
30 Wednesday
新春スペシャルワイン会

プランC <大正浪漫飛行>

コース料理無し
定員13名様
7 glass set 各55cc
¥168,000 消費税・サービス料別

1964 Chateau Lafite-Rothschild

1964 Chateau Latour

1959 Chateau Lynch Bages

1945 Chateau Pichon Longueville Comtesse de Lalande

1928 Chateau Mouton Rothschild

1924 Chateau Latour

18?? Chateau Gruaud Larose

究極のプランCはボルドーです。一目見て、まさかの64年スタートに目を奪われるのでは!?この令和の時代において昭和から大正時代、明治を駆け抜ける浪曼飛行、雄大な時の流れを限りなく懐の深いボルドーの古酒で感じながら暮れゆく年に思いを馳せる癒しの時、シノワの年末ならではの豪華ワイン会です!! どうぞお見逃しなく!!

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  • お1人様より承っております。
  • キャンセルは、開催日の3日前までにお願いいたします。
  • 当日、ワインのコンディションよっては同等クラスのものと交換させていただく場合もございます。予めご了承ください。
  • ワインは 18:00 に抜栓します。
  • 表示金額は税込表記になっております。
    別途10%のサービス料を頂戴いたします。
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