regular tasting レアものから年代物まで、様々なワインを・・・

レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。 お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは 18:00 に抜栓します。

8 August 2020
26 Wednesday

~表現者達のテロワールに纏わるetc~

『シャンボールのFANTASISTA.☆Part3☆』【満席御礼】

コース料理付
定員13名様
8glass set 各55cc
¥78,800 消費税・サービス料別

2011 Chambolle Musigny Les Cras(G.Roumier)

2011 Bonnes-Mares(G.Roumier)

2006 Chambolle Musigny Les Amoureuses(R.Groffier)

2006 Musigny (J.Prieur)

2006 Musigny (C.J.de Vogue)

2002 Chambolle Musigny Les Gruenchers (Fourrier)

1982 Bonnes-Mares(C.J.de Vogue)

1971 Chambolle Musigny Les Amoureuses(Grivelet)

ファンタジスタとは、並外れた技術や才能を持ち、困難な場面においても局面を変えることが出来る人物を指し、転じて「夢を与える人」という意味があります。今回はのテーマであるシャンボール・ミュジニー村はブルゴーニュにおいて最もロマンチックで夢を感じさせることに異論は無いでしょう。その中でもファンタジスタと呼ぶにふさわしい最高峰の生産者を取り揃えた22周年記念の第2弾を開催致します。
クリストフ率いるジョルジュ・ルーミエからは2011年縛りで2つの畑を。
レ・クラはフュエを挟みボンヌ・マールと地続き、ミネラルの効いた味わいに定評がある区画です。
ボンヌ・マールは初代ジョルジュが結納品として手に入れ、そこからドメーヌを興した伝統が受け継がれる畑です。
2つの相反する性格の区画を所有し、それをブレンドすることで唯一無二のルーミエ節が響き渡ります。
2006年からは3アイテム、アムルーズはミュジニーの妹分として「恋人たちの」逸話であまりに有名、時に特級ボンヌ・マールを凌ぐ評価を得ています。グロフィエのアムルーズは愛想の良さと長熟の2つの側面を的確に表現した逸品です。
お次は王の畑シャンベルタンと常に双璧をなす女王の畑と呼ぶに相応しい特級ミュジニーを生産者違いで。
11haの畑の約7割を所有するヴォギュエのミュジニーは常に先頭を走り続ける完全無欠のファンタジスタです。
ジャック・プリウールは低迷期を乗り越え特に2000年代からは強さとムスクの妖艶さを併せ持つ素晴らしいワインを生み出しています。ミュジニーの謳い文句である「ビロードの手袋をした鋼の拳」という形容がここまでハマる生産者が果たしているのでしょうか?
グリュアンシェールは一級畑としてはやや地味ですがジャン・マリーとのコラボレーションによりそのポテンシャルを最大限に引き出します。アンリ・ジャイエの教えを受けた弟子の一人というセリフは真似をしている、という陳腐な表現にも捉えられがちですが、新樽の比率をかなり抑え、自身の哲学を貫き、硬派な味わいを表現します。
ここから一気に時代を遡ります。1982年、ヴォギュエのボンヌ・マール。ミュジニーばかり注目されがちですが、この区画も最大の所有者であることは意外と知られていません。俗に言うヴォギュエ三銃士が着任する前のこの時代は暗黒時代と言われますが、派手さこそ無いものの、クラシカルなテイストで柔らかく楽しめる実は狙い目の時代でもあります。
大トリを飾るのはグリヴレ。遥か昔に無きドメーヌとして素性は謎が多く、見つけたら即買うべし、と言われ良年にはDRCやジャイエを凌ぐ味わいとも言われます。80年代初頭にワイン(ラベル)の偽造疑惑により有罪となり二代で消滅したドメーヌ、非凡な才能の持ち主はいつも後世で天才と評価されるのかもしれません。実はアムルーズと言う畑、例の逸話の他にもっと野暮で田舎臭い説もあるそうですが・・・グリヴレの味わいはいかに!真実はいつもグラスの中にのみ存在します。
さあ、次のファンタジスタは貴方です。ご参加お待ちしております。

8 August 2020
25 Tuesday

〜美しすぎる30Years Later〜

『1990 Champagne AWArd !』【満席御礼】

コース料理無し
定員12名様
7 glass set 各60cc
¥58,800 消費税・サービス料別

1990 Bollinger La Grande Annee Brut

1990 Louis Roederer Cristal Brut

1990 Dom Perignon Oenotheque

1990 Dom Ruinart Blanc de Blancs

1990 Krug Brut Millesime

1990 Salon

1990 Veuve Clicquot La Grande Dame Brut

1990年はヨーロッパ全域に渡り空前絶後のグレートヴィンテージと言われフランスも例外なく、シャンパーニュにおいても過去最高のグレートヴィンテージと言われています。30年の熟成により弾けるような泡ではなくしっとりと細かいそれに、主張する果実味は抑制され無駄の無い美妙な姿に装いを変えていきます。
*1829年に造られたアイ村のボランジェ、映画007のイメージでしっかりハートをキャッチ、根強いファンも多いのでは無いでしょうか?1884年からは英国王室御用達を拝命する希少なメゾンのひとつとなっています。
*1776年創業のランスからルイ・ロデレール、自社畑を持つ比率は随一で大きなアドバンテージを持ち、クリスタルはロシア皇帝であるアレクサンドル2世の熱烈な要望によって誕生、まさに生まれながらにサラブレットの運命を持つ高貴な味わいです。
*1743年創業、エペルネからはモエ・エ・シャンドンのフラッグシップ、ドン・ペリニョン。シャンパーニュの原点として語り継がれるベネディクト会の高僧ドン・ペリニョンの夢は果てしなく続きます。エノテークは瓶熟成をスタンダードの8年から15年まで伸ばした特別なキュヴェで、原P2の前身です。
*1729年、ランスにて初めてのシャンパーニュ・メゾンとして誕生したルイナール、とことんシャルドネにこだわるその姿勢はシャンパーニュの宝石と讃えられます。フラッグシップのドン・ルイナールは切れ味鋭いレーザーメスに例えられるミネラリーかつ目の詰まった味わいが特徴です。
*1843年ランスで創業、ヨハン・ヨーゼフ・クリュッグが自らの名を冠した比類なきシャンパーニュはクリュギストを大量生産、一次発酵を全てオークの小樽で贅沢に行うメゾンはクリュッグ位のものでしょう。
*1900年代初頭、メニル・シュール・オジェ村にて好きがこうじて趣味のような形から始まったサロン、瞬く間に噂が噂を呼び、パリのマキシムでハウスシャンパンとして美食家を魅了してきました。有名な「1の哲学」はローラン・ペリエの傘下に入った今も脈々と受け継がれ納得の行く年にしか造られない(20世紀は37ヴィンテージ)その徹底ぶりは他のメソンの追随を許さず、まさにシャンパーニュラヴァー垂涎の一本と言えます。
*1722年創業の誰もが知るヴーヴクリコ、大胆かつ計算され尽くした味わいは芸術と呼ぶにふさわしく、海を超えて世界に通用するブランドを目指したラベルの錨マークはそのプライドを感じさせます。マダム・クリコは男性中心のビジネス界に一石を投じた革命的女性、今この21世紀の世界を見たらクリコ夫人は何を想うのでしょか。
2020年夏、1990年の思い出に浸りながらの究極の「AWA」を発見出来得るラインナップを取り揃えました。
30年の熟成という神秘を感じさせるヴェールを剥がすのは・・・他でも無い、貴方です!!

7 July 2020
28 Tuesday

~いぶし銀の狼たちの雅楽~

『Morey-Saint-Denis Blues』【満席御礼】

コース料理無し
定員12名様
7glass set各 60cc
¥39,800 消費税・サービス料別

2012 MSD Aux Chezeaux(Alraud)
モレ・サン・ドニ オー・シェゾー(アルロ)
2012 Bonne Mares (C.J de Vogue)
ボンヌ・マール(C.J de ヴォギュエ)
2012 Clos de Tart(Mommesin)
クロ・ド・タール(モメサン)
2010 Clos de la Roche(A.Rousseau)
クロ・ド・ラ・ロッシュ(A.ルソー)
2005 Clos St Denis(Dujac)
クロ・サン・ドニ(ドゥジャック)
1985 Clos des Lambray(Lambray)
クロ・ド・ランブレイ(ランブレイ)
1976 MSD Clos de la Bussiere(G.Roumier)
モレ・サン・ドニ クロ・ド・ラ・ビシェール(G.ルーミエ)

2匹の疾走する狼の絵を紋章にするこの村はかつてモレ・ラ・モンターニュ村(Morey-La-Montagne)と呼ばれていました。村の知名度が低いために、村で造られたワインは、ジュヴレ・シャンベルタンかシャンボール・ミュジニーの名前で売られていましたが1935年にAOC(原産地呼称)としての「モレ・サン・ドニ」が認められることになりました。
南北をあまりに高名な二つの村に挟まれる為、良く言えば「いぶし銀」悪く言えば「地味」とも取れるこの村の特徴はその粒揃いの品質の良さでしょう。5つの秀逸な特級畑が3割を、さらに20からなる一級畑が3割を、実に総面積の6割弱を占める高品質なワインを生み出す知る人ぞ知る素晴らしい村なのです。
今回はその5つの全特級畑と、負けると劣らない一級畑2つをスター生産者でお送りします。
まずはMSD村を本拠地とするアルローから、GC村との境に位置するシェゾーは骨格がありながらも滑らかです。3代目のシプリアン氏が遺憾無くその才能を発揮し、トップ生産者の一人となっています。
お次は泣く子も黙るヴォギュエ伯爵から。CM村を本拠地とし、特級畑ミュジニーの大部分を所有していることが有名ですがボンヌ・マールも最大の所有者であることはあまり知られていません。端正さと強さを兼ね備え、一筋縄では行かぬ奥深さを見せてくれることでしょう。
3本目は修道院が所有していたことに起源を持つクロ・ド・タール。2017年からボルドーのあの超有名な一族の手に渡るまで900年の歴史の中で3生産者しか所有していない稀有な畑で、モメサン家はその筆頭です。
GC村からは王者、アルマン・ルソーを。GC村らしさを持ちながらスタイリッシュなクロ・ド・ラ・ロッシュはまさにMSDの精髄と言えるでしょう。そしてやはりこの村には欠かせません!ジャック・セイス氏が一代で築いた名声は今尚受け継がれています。クロ・サン・ドニは柔らかく香り高いことが特徴。「あの」デュジャック香との共演は本当に素晴らしいものがあります。
そして次から一気に熟成に向けた味わいにシフトします。85年のクロ・デ・ランブレイ。この畑の実質的な単独所有者と言っても過言ではないでしょう。81年にAOC法施行後、初となる一級畑から特級畑への昇格を果たしました。
大トリはCM村から、ヴォギュエと人気を2分するルーミエの単独所有の一級畑、ボンヌマールに隣接するクロ・ド・ラ・ビッシェールで!熟成してこその、美しいルーミエの別の顔をお楽しみください。
ちょっとマニアックなMSD村。知ってしまうとまたブルゴーニュの奥深さから抜けられない内容になっています。
皆様の振るってのご参加をお待ちしております!

7 July 2020
14 Tuesday

〜 一流生産者への挑戦状 〜

華麗なる昇格!【満席御礼】

コース料理無し
定員12名様
7 glass set 各60cc
¥29,800 消費税・サービス料別

2016 Romanée Saint Vivant ( l'Arlot )
   ロマネ・サン・ヴィヴァン(ラルロ) 
2016 Vosne Romanee les Suchots
   ヴォーヌ・ロマネ・レ・スショ(ラルロ)
2016 Nuits St Georges Clos des Forets St Georges
   ニュイ・サン・ジョルジュ・クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュ(ラルロ)
2014 Chambolle-Musigny La Combe D'orveau V.V. Cuvee Ultra (Perrot-Minot)
   シャンボール・ミュジニー・ラ・コンブ・ドルヴォー キュヴェ・ウルトラ(ペロ・ミノ)
2011 Nuits Saint Georges Clos de la Marechale Rouge(Jacques Frédéric Mugnier )
   ニュイ・サン・ジョルジュ・クロ・ド・ラ・マレシャル(J.F.ミュニエ)
2009 Clos de Roche(David Duband )
   クロ・ド・ラ・ロッシュ(D.デュヴァン)
2000 Charmes Chambertin(Armand Rousseau )
   シャルム・シャンベルタン(A.ルソー)

「ル・ギィ・ド・メイユール・ヴァン・ド・フランス」の最新版2020年版で、ドメーヌ・ラルロが栄誉ある三つ星を取得しまた。
フラッグシップにロマネ・サンヴィヴァンを所有し、モノポール三つを含む輝かしいプルミエクリュやニュイとしては珍しい白など様々なラインナップがありますが、今回は特級畑とそこに隣接するプルミエクリュ、ラルロの本拠地の中でも代表的なモノポールの3アイテムをご用意しました。元々素晴らしいドメーヌでしたが2014年からジェラルディーヌ・ゴドー女史が醸造長として参画しさらに評判をあげ今回の三つ星という結果に至ったのです。
さらに続く3生産者は近年三つ星に昇格した生産者を個性的な畑で、最後は不動の我らがルソーで締めくくります。
ペロ・ミノはアルマン・メルムを起源としアンリ・ジャイエの薫陶を受けたクリストフが破竹の勢いで評価を高めています。
シャンボールを代表するこの畑から樹齢70年以上のブドウから作られる「キュヴェ・ウルトラ」は貴婦人の味わいシャンボール
・ミュジニー村のあるべき姿を体現しています。
J.F.ミュニエからはモノポールのクロ・ド・ラ・マレシャルを。ヴォギュエに次いで特級畑ミュジニーを多く所有している事はあまりに有名です。ドメーヌが金銭的に厳しかった時代に50年もの間、フェヴレに貸し出していた畑が、2004年に契約満了となり戻って来る事でドメーヌは大きく飛躍しました。もう二度と手放す事はない、そうあって欲しい物語のある畑です。
D.デュバンは今はもう存在しない幻の生産者、ジャッキー・トルショーの意思と畑を受け継ぎました。特級畑のクロ・ド・ラ・ロッシュはその代表銘柄。素晴らしいヴィンテージと合間ってどのような表情を見れるでしょうか。
大トリを飾るのは、もはや説明不要、アルマン・ルソーより20年熟成の特級畑のシャルム・シャンベルタンを。まだシャルルが存命の時の貴重なバックヴィンテージです。シャンベルタンやクロ・サン・ジャックに目が行きがちですが丸みと柔らかさ、懐の深い味わいはシャルムならでは。たゆまぬ努力により三つ星を勝ち取った今が旬の生産者たちの共演の宴、どうぞお見逃しなく!

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  • お1人様より承っております。
  • キャンセルは、開催日の3日前までにお願いいたします。
  • 当日、ワインのコンディションよっては同等クラスのものと交換させていただく場合もございます。予めご了承ください。
  • ワインは 18:00 に抜栓します。
  • 表示金額は税込表記になっております。
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