regular tasting レアものから年代物まで、様々なワインを・・・

レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。 お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは 18:00 に抜栓します。

10 October 2016
24 Monday

~ブロンドとブリュンヌのテロワールがもたらす、コート・ロティの2面性~

『ローヌの貴婦人』

料理無し
定員12名様
6 glass set 60cc
¥22,800 消費税・サービス料別

2001 Côte Rôtie Côte Blonde Lancement (M&S OGIER)
コート・ロティ・コートブロンド・ランスマン(M&S・オジェ)
2000 Côte Rôtie Côte Blonde (R.Rostaing)
コート・ロティ・コートブロンド(R・ロスタン)
1994 Côte Rôtie La Mouline (E.Guigal)
コート・ロティ・ラ・ムーリンヌ(E・ギガル)
2003 Côte Rôtie Cuvee La Belle-Helene (M&S OGIER)
コート・ロティ・キュベ・ラ・ベル・エレーヌ(M&S・オジェ)
1994 Côte Rôtie La Landonne (E.Guigal)
コート・ロティ・ラ・ランドンヌ(E・ギガル)
1991 Côte Rôtie La Landonne (R.Rostaing)
コート・ロティ・ラ・ランドンヌ(R・ロスタン)

第1回目は『ローヌの貴婦人』と題して、コート・ロティの2大テロワール「ブロンド」と「ブリュンヌ」の丘にフォーカスし、この地のトップ・ドメーヌの3生産者を比較していただきます。そのテロワールからくる驚愕の個性の違いはブルゴーニュ好きでも”どハマり”間違いなしの面白さ。以外と知られていないコート・ロティの多様性に、この機会にぜひ触れてみてください。新たなワインの発見はすぐそこにありますよ。

実は6つの丘からなるコートロティですが、レナール川という思わず見過ごしてしまいそうな小さな川が、その代表的な2つの丘を隔てています。
そのテロワールとは、「ブロンド=金髪」は、シストと呼ばれる片岩に砂や石灰が混じる土壌のため全体的に白っぽく見え、出来るワインも繊細でエレガント。ブルゴーニュで言えばミュジニーを連想させる美しさです。代表的な単一畑は、『コート・ブロンド』『ラ・ムーリンヌ』『シャティヨンヌ』。
「ブリュンヌ=栗毛」は、シストに粘土や酸化鉄が混じる黒っぽい土壌で、出来るワインはスケールが大きく、たっぷりと豊かで肉付きがよく官能的。ブルゴーニュで言えばボンヌ・マールかロマネ・サンヴィヴァンといったところ。代表的な単一畑は『ラ・ランドンヌ』『コート・ロジェ』『レ・グラン・プラス』。
一般的にコート・ロティというと力強いワインを連想しますが、複雑に入り組んだ72のリューディ(畑)から構成されているため、出来るワインのタイプも大きく異なります。

そこで当日のワインですが、
第1の生産者は、1980年からワインの元詰めを始め、1999年『ラ・ベル・エレーヌ』がパーカー・ポイント100点満点を獲得し、一躍スター生産者となったミッシェル&ステファン・オジェ。
ブロンドの丘からは『ランスマン』、今回ご用意しました2001年は記念すべきファースト・ヴィンテージ。
ブリュンヌの丘からはステファンの母親の名前を冠し、1999年に伝説を作った『ラ・ベル・エレーヌ』の2003年というグレート・ヴィンテージでお楽しみいただきます。

第2の生産者は、ご存知!最も有名な三兄弟(三銃士)を生産するローヌの盟主エティエンヌ・ギガル。
ブロンドの丘からは、平均樹齢80年超で古くは1890年に植えられたブドウ樹も存在する、『ラ・ムーリンヌ』の1994年産。ヴィオニエ種を11%ブレンドして造られるローヌ随一の繊細さと美しさを体感してください。
ブリュンヌの丘からは、三兄弟の次男にして一番のしっかり者、いや頑固者と言うべきキャラクター『ラ・ランドンヌ』の1994年産。シラー種100%で圧倒的に豊潤でたくましいワインです。同じ1994年で、畑の個性の違いやヴィンテージの特性を探ってください。

第3の生産者はコート・ロティの『神様』とまで謳われ、シラー種の持つ究極のエレガンスと圧倒的な品格と知性を表現するルネ・ロスタン。
ブロンドの丘からは、ロスタン氏曰く最高のテロワールと絶賛する『コート・ブロンド』。2000年産という弱い年でありながら、その細部まで美しく磨かれたきめの細かさ、なめらかな質感、自然とにじみ出る品格。この年だからこそ実感できる繊細さの極致をご堪能ください。
ブリュンヌの丘からはギガルと同じ『ラ・ランドンヌ』を。コート・ロティ最大の当たり年、傑出した1991年という自然が生み出したネクターをご用意しています。ほとんど退廃的といえるほどの豊かさ、球体とも言える完璧なバランス、圧倒的な知性と美しさ。まさに奇跡のヴィンテージです。


焼けた斜面=コート・ロティに優美な姿で立つ貴婦人、今回私たちに優しく微笑みをかけてくれるのは、気品があり穏やかでこの上なくエレガンスな金髪(ブロンド)の貴婦人か、とろけるほどの女性的妖艶さと芯の強さを持ち合わせた褐色の髪(ブリュンヌ)の貴婦人か!?はたまた2人の貴婦人に優しく包まれるのか?その答えはご参加いただいた皆様のみが知り得る喜び・・・
皆様のご参加のを心よりお待ちしております。

10 October 2016
11 Tuesday

~日本代表ヴィニュロンのサクセス・ストーリー~

『SEKAI NO KUSUDA』

コース料理付
定員12名様
7 glass set 60cc
¥19,800 消費税・サービス料別

2015 KUSUDA WINES Riesling
クスダ・ワインズ・リースリング
2009 KUSUDA WINES Pinot Noir
クスダ・ワインズ・ピノ・ノワール
2008 KUSUDA WINES Pinot Noir
クスダ・ワインズ・ピノ・ノワール
2007 KUSUDA WINES Pinot Noir
クスダ・ワインズ・ピノ・ノワール
2006 KUSUDA WINES Pinot Noir
クスダ・ワインズ・ピノ・ノワール
2003 KUSUDA WINES Pinot Noir Clay
クスダ・ワインズ・ピノ・ノワール・クレイ
2003 KUSUDA WINES Pinot Noir Gravel
クスダ・ワインズ・ピノ・ノワール・グラヴェル

2001年、ニュージーランドに家族で移住し、本格的にワインを造り始めた『楠田浩之』氏、2002年にレンタルしたピノ・ノワールの畑で初の冠ワイン『2002年 KUSUDA WINES Pinot Noir』を完成させると、瞬く間にニュージーランドを代表するワイナリーの一つとなり『NZワイン造りの日本人パイオニア』という肩書や、有名なワイン評論家『ジャンシス・ロビンソン』女史の自身のサイトにて、DRC、ルロワ、ジョルジュ・ルーミエの銘醸畑と並び19点台と評価を得るなど世界的なピノ・ノワール生産者と肩を並べる存在にもなりました。

今回の企画は、KUSUDA WINESが創立し15年間のあいだ、いろんな困難があったはずです、いちから畑を仕込み、天候や地形と戦い葡萄を造り、試行錯誤しながら醸造し、ほぼ毎年のようにワインをリリースしてきました。それらの希少なバックヴィンテージをシノワが厳選し、いいとこどりのダイジェストでお送りする企画です。
ヴィンテージを紐解いていくと、2009年、2008年、2006年は『歓喜のヴィンテージ』…春の順調な芽吹き、日照時間に恵まれた暑い夏、好天の続く秋、出来上がったワインは大地の恵みそのものです。2007年は『神に愛されたヴィンテージ』スタートの霜害、異常気象による受粉不良で収量が激減したが、中盤は天候に恵まれ、結果的には引き締まったピノ・ノワールに仕上がり質的には最高のヴィンテージとなりました。それらの厳選したバックヴィンテージを取りそろえ、なおも極めつけは2003年のクレイ・グラヴェルという幻の2本が登場します。その名の通り『Clay=クレイ』は粘土質、『Gravel=グラヴェル』は砂利質と今では畑の契約上、生産していないNZのテロワールシリーズもご用意しております。ヴィンテージ的にも完璧なKUSUDA史上最高のこの2種類のワインは、ブルゴーニュに言い換えれば『クレイはボンヌマール』『グラヴェルはミュジニー』、コート・ロティに例えれば『クレイはランドンヌ』、『グラヴェルはムーリンヌ』と言えるほど、明確な個性の差があり、最も完成されたワインです
この企画は楠田氏と関係の深いシノワだからこそできる、ほかには絶対まねできない企画となっております。日本人ヴィニュロンの誇り楠田浩之氏の軌跡のヴィンテージをこの機会に味わい私たちと共に感動してください。

※本ワイン会のご予約開始日は9月27日(火)からです。

9 September 2016
26 Monday

〜バットヴィンテージはお嫌いですか?〜

『Zeus(ゼウス)への挑戦!』

コース料理付
定員12名様
6 glass set 60cc
¥31,800 消費税・サービス料別

1980 225th Anniversary Special Cuvee (Lanson)
225thアニバーサリー・スペシャル・キュベ(ランソン)
1987 Chateau Grillet (Neyret Gachet)
シャトー・グリエ(ネイレ・ガシェ)
1974 Vosne Romanee (Jan Gros)
ヴォーヌ・ロマネ(ジャン・グロ)
1977 Musigny (Domaine Comte Georges de Vogue)
ミュジニー(コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ)
1980 Chateau Lafite-Rothschild (Pauillac)
シャトー・ラフィット・ロートシルト(ポイヤック)
1960 Chateau Leoville Las Cases (Saint-Julien)
シャトー・レオヴィユ・ラス・カーズ(サン・ジュリアン)

最初のシャンパーニュはランソンが創業225周年を記念して作ったスペシャル・キュベ。
不運にも記念すべき年1980年はシャンパーニュ地方は天候に恵まれない年、しかしそんなヴィンテージの中にあって作り上げる並々ならぬ努力と自信のシャンパーニュは既にに現在創業から250年以上が経過した今どのような表情を見せてくれるのか楽しみです。

二本目は白ワイン、南フランス・ローヌ地方に輝ける孤高の白ワインシャトー・グリエ、南フランスのモンラッシェと言われる存在で銘醸地コンドリューの中心地に存在し、フランス初のAOCの一つで、そのAOC=ドメーヌという歴史的にも特別な存在、そんなシャトー・グリエの凄さは1987年というヴィンテージだからこそお楽しみいただけます。

三本目のワインからは赤ワインです、トップ・バッターはヴォーヌ・ロマネ村の超名門グロ一族から、既に入手が困難なアイテムとして有名なジャン・グロをご用意いたします。
ヴィンテージは1974年と苦悩の70年代の中でも特に厳しく、4月に降った雷雨と雹の影響で、ヴォーヌ・ロマネは甚大な被害を受けました。
しかし、そこは伝説的生産者ジャン・グロ、実際に栽培・醸造に大きく関っていたのは、この頃までと言われているので、74年だからこそ感じることの出来る伝説をご体感下さい。

四本目のワインも70年代から、数多くのアペラシオンが有るブルゴーニュ地方、されど燦然と輝くアペラシオンは一握り、何世紀も前からロマネ・コンティーやシャンベルタン、などの畑と並び称される特級畑ミュジニーを、しかも代表生産者ヴォギュエの作で・・・
ヴィンテージは1977年、同ドメーヌの低迷期とされるこの時期のこのヴィンテージ、それこそが真のミュジニーの神々しさを感じていただけるに違いありません!!

5本目からはボルドー地方産、こちらも多くのシャトー有れどその頂点に君臨している、と言っていい程の生産者、素晴らしい作柄とそうでない時の出来栄えの差が、特に大きいと言われる、そうですシャトー・ラフィット・ロートシルト1980年。
しかし、本当なのでしょうか?百聞は一献にしかず!隠れた名品をご賞味ください。

そして、最後の一本はボルドー地方のサン・ジュリアン村のスパーセカンド、シャトー・レオヴィュ・ラスカーズの1960年このヴィンテージに与えられた評価は、既に飲み頃を過ぎ、飲むに値しないとまで言われています、しかし本当にそうなのでしょうか?

地球の天候をも支配する全知全能の神=ゼウスが課した苦難の年…しかし、それを超える人間の努力と想像力がバッカスの力によってゼウスを超える奇跡がワインは有るはずです、この奇跡を皆様ご体感ください!!

※本ワイン会のご予約開始日は9月14日(水)からです。

9 September 2016
12 Monday

~美しの日本に潜むミクロ・クリマ~

『日本テロワール!!』

コース料理付
定員12名様
8 glass set 60cc
¥14,800 消費税・サービス料別

2008 ドメイヌ・タケダ・キュヴェ・ヨシコ (タケダワイナリー)

2015 北信シャルドネ・RDC・右岸収穫 (シャトー・メルシャン)

2015 北信シャルドネ・RDC・左岸収穫 (シャトー・メルシャン)

2013 平川敦雄・ケルナー(平川ワイナリー)

2014 ナナツモリ・ピノ・ノワール (ドメーヌ・タカヒコ)

2013 千曲川・ワインヴァレー・シリーズ・ピノ・ノワール(はすみふぁーむ)

2012 桔梗が原・メルロー(シャトー・メルシャン)

2012 桔梗が原・メルロー・シグネチャー(シャトー・メルシャン)

まずはスパークリングワインで乾杯を!!山形県の蔵王山の麓、上山市より『タケダ・ワイナリー』から国産スパークリングワインの評価の高い幻の『キュヴェ・ヨシコ』を…自社畑の厳選シャルドネを惜しみなく使いシャンパーニュ方式&ノンドサ(非加糖)で造りあげた透明感のある国産ブラン・ド・ブランです。

2・3本目は老舗ワイナリー『シャトー・メルシャン』の北信シャルドネRDC右岸収穫
左岸収穫です。新進気鋭のワイン産地『千曲川ワインヴァレー』より千曲川の右岸と左岸飲み比べ!!右岸は砂礫質、左岸は粘土質と土壌の違いが味にどう影響を与えてくるのかブラインドテイスティングで飲むとそのワインの本質が見えてくる飲み比べです。
4、5本目は北海道余市より2つのワイナリーを…1つ目は2015年設立の新しいワイナリーの『平川ワイナリー』今回は北海道でも栽培比率の高いケルナーをご用意しました。もう1つは日本ワインを牽引するワイナリー『ドメーヌ・タカヒコ』日本を代表する大人気ピノ・ノワール生産者です。

そして6本目は『千曲川ワインヴァレー』より『はすみふぁーむ』の上位ブランド
『千曲川ワイン・ヴァレーシリーズ』を…信州産のピノ・ノワールの実力を感じてください。
最後の7、8本目は日本の有数の銘醸地『桔梗が原』から最高のメルロー2本を…シャトー・メルシャンの2016年国産ワインコンクール金賞の『桔梗が原メルロー』その限られた区画で厳選された『桔梗が原メルロー・シグネチャー』を…桔梗が原というブランド産地を代表する2本のプライドを感じてください。

今回は日本ワインの中に潜むテロワールを感じながら、日本ワインの新境地と成長を味わえる数少ない企画となっております。皆様のご参加をお待ちしております。

※本ワイン会の一般オーダー(ご予約)開始日は9月1日(木)からです。

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  • お1人様より承っております。
  • キャンセルは、開催日の3日前までにお願いいたします。
  • 当日、ワインのコンディションよっては同等クラスのものと交換させていただく場合もございます。予めご了承ください。
  • ワインは 18:00 に抜栓します。
  • 表示金額は税込表記になっております。
    10%のサービス料を頂戴いたします。
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