
レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。
お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは
18:00
に抜栓します。

〜イタリア悠久の時を識る〜
『エノトリア・テルスへの挑戦』

2017 Montepulciano d’ Abruzzo (Valentini)
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ (ヴァレンティーニ)
2004 Merlot 1000ml (Radikon)
メルロー (ラディコン)
2000 Rosso Gravner (Gravner)
ロッソ・グラヴナー (グラヴナー)
2001 Brunello di Montalcino Riserva (Biondi Santi)
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ (ビオンディ・サンティ)
1976 Barbaresco (G.Voerzio)
バルバレスコ (ジャコモ・ヴォエルツィオ)
1971 Barolo Pugnane (G.Mascarello)
バローロ・プニャーネ (ジュゼッペ・マスカレッロ)
1964 Barolo Riserva Speciale (A.Conterno)
バローロ・リゼルヴァ・スペチアーレ (アルド・コンテルノ)
スタートからフルスロットルで!ヴァレンティーニは、1632年に創立したイタリアを代表する生産者です。自社ブランドでリリースするのは、収穫されたブドウのうちわずか10~20%程度という厳格さで、残りのほとんどは他の生産者へ売 ってしまい、良年でなければ造られないこともしばしば。 世界中の愛好家達が血眼になって探し回る、入手困難な 「幻」のイタリアワインの一つで、イタリアの「ロマネ・コンティ」と呼ばれることも多い伝説的なワインです。
続いては北の大地フリウリから2種のワインを。イタリア自然派ワイン界の革新者ラディコンが造るメルローを。「大地と環境に最大限の敬意を払った、自然派ワインを造ること」を哲学に掲げるワインからは、やや還元的な香りはあるもののボトルから解き放たれたワインは、派手さは無いがジワうま
な旨味たっぷりの味わいです。続く生産者もフリウリの代表的と言えるでしょうヨスコ・グラヴナー。彼の影響を受けた生産者は数知れず!自然派ワインの第一人者です。土着品種リボッラジャッラを主に生産しておりますが、今回はメルローです。地中に埋めたジョージア産のアンフォラで醗酵と熟成を行い、更にはそこから6年以上寝かせてからリリースさせます。ボルドー産のワインとはまた違った美味しさが発見できます。続いては、ブルネッロの生みの親として知られるビオンディ・サンティを。
まだブルネッロが有名になる前から黙々と孤高の信念を貫き造っておりました。20年以上のしっかりと熟成したブルネロはまさに「言わずもがな」の最高のフィネスとエレガンスに溢れたワインになっております。
ここからは、イタリア古酒を愉しみましょう♪まさかのヴォエルツィオのバルバレスコ!?不確定ではありますが今は亡き先代のワインであろうバルバレスコ。我々としても未知数のワインではありますが、果たしてその味わいは如何に…!?2本目の古酒は古典派バローロの作り手・ジュゼッペ・マスカレッロ。
バローロ5大産地の中で最も小さいカスティリオーネ・ファレット村の西側プニャーネ畑から。最高峰のモンプリヴァート・リゼルヴァではありませんが、そこはマスカレッロ。芳醇なアロマ、エレガントで妖艶なワインに仕上げてくれるはずです。
大トリは、アルド・コンテルノ。18世紀以来の歴史を誇るジャコモ・コンテルノ5代目の実弟が造る64年もの。独立が1969年なので、1964年のワインが何故…?独立前から仕込んでいたのか、はたまた独立後のリリースだったのか不明ではありますが…ほとんど幻とも言えるヴィンテージ、そこには悠久の時を経て放たれたワインの完成された味わいが残っているのか!?
ワインの大地イタリアから、悠久の時を識るまたとないチャンス!より一層深まる秋と共にお楽しみください♪

〜松茸と日本ワインのテロワール〜
『世界に誇るMade in Japan』

2022 Sauvignon Blanc (Terre de ciel)
ソーヴィニヨン・ブラン (テール・ド・シエル)
2020 キュヴェ 三澤 Blanc (Grace Wine)
キュヴェ・ミサワ・ブラン (グレース・ワイン)
2023 Yoichi-Nobori-N (Domaine Takahiko)
ヨイチ・ノボリ (ドメーヌ・タカヒコ)
2022 Nana-tsu-Mori (Domaine Takahiko)
ナナツ・モリ (ドメーヌ・タカヒコ)
2022 Pinot-Merlot (Terre de ciel)
ピノ・メルロー (テール・ド・シエル)
2017 CABERNET FRANC (Fermier)
カベルネ・フラン (フェルミエ)
〜国産松茸の料理〜
●松茸と冬瓜のナージュ
●松茸焼きor フライ
スタートはこちら、Terre de ciel(テール・ド・シエル)=天空の土地。長野・信州千曲川ワインバレーの右岸の高冷地、標高900mにある畑でキャノピーマネジメントを行い徹底的な管理のもと野生酵母にて造られます。この新進気鋭のワイナリーが創り出す、ブドウを取り巻く風、水、土をワインに封じこめたワインを感じてください!
続いては、山梨県から生まれた日本の「甲州」を世に知らしめた日本ワインを牽引するワイナリー・グレイスワイン(中央葡萄酒)からキュヴェ三澤のシャルドネを。熟成により生まれる滑らかな口当たりとキリっとした酸味は、まさに南アルプスの耽美な稜線を表現するような味わいです。
ここから赤ワインの登場です。長野・小布施ワイナリーの二男である曽我貴彦さんが北海道・余市に設立した「ドメーヌ・タカヒコ」。今やその人気ぶりは誰もがご存知でしょう。今回はフラッグシップである「ナナツモリ」をご用意しました。2023年の「ヨイチノボリ」は、ピノ・ノワールに少量のツヴァイゲルトをブレンドしたワイン、そして2022年のナナツモリ。どちらも甲乙つけがたし!全房発酵からくるスパイシーな香り、スミレや枯れ葉のトーン、キノコの香りなど特有のフレーヴァーを持ち旨味たっぷりの味わいです。続くワインは、先程のテールドシエルの赤ワイン!ピノとメルローのブレンドもの。ピノの持つチャーミングな香りと味わい、そしてメルローの程よく濃さが残り、タンニンもある程度まとまりがあり綺麗に造られています。
最後は、新潟ワインコーストの代表ワイナリー「フェルミエ」から。水捌けの良い砂質土壌、そしてフレンチオーク樽で熟成したエレガントを極めたミディアムボディのワインです。日本ワインを楽しみつつ、至高の国産松茸料理も加えたスペシャルワイン会!秋の贅と日本ワインを堪能してください♪
※ワインはコラヴァンにて提供。
※11日(土)〜13日(月)の3日間にて開催。

〜ジュヴレ・シャンベルタンの雄アルマン・ルソーVer2021〜
『Armand Rousseauという絶対王者』

2021 Gevrey Chambertin 1er Cru Les Cazetiers
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・レ・カゼティエ
2021 Gevrey Chambertin 1er Cru Lavaut Saint-Jacques
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック
2021 Charmes Chambertin
シャルム・シャンベルタン
2021 Mazis Chambertin
マジ・シャンベルタン
2021 Clos de La Roche
クロ・ド・ラ・ロッシュ
2021 Ruchottes Chambertin Clos des Ruchottes
ルショット・シャンベルタン・クロ・デ・ルショット
2021 Gevrey Chambertin 1er Cru Clos Saint-Jaques
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・クロ・サン・ジャック
2021 Chambertin Clos de Beze
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
2021 Chambertin
シャンベルタン
18世紀初頭、心無いネゴシアンによって不正なブレンドが横行しており、商慣習上タブー視されていた元詰をアルマン・ルソー氏がダンジェルヴィル、グージュ、グリヴォらと組織を結成し1915年頃に実現。ネゴシアンに樽で売るのをいち早く止めて、ブルゴーニュワインの品質向上に大きな貢献をした。2代目のシャルル氏は1959年当時には6haだった所有畑を14haまで拡大。所有面積の半分以上の8haをグラン・クリュが占める。シャルルはアルマン・ルソーの黄金時代を築きあげ伝説とまで言われていたが2016年の5月惜しまれながら93歳で亡くなった。
現在はアルマンの孫に当たるエリックが切り盛りし、2012年には娘のシリエルも醸造に加わり正に盤石の布陣となっている。
ドメーヌ・アルマン・ルソーにとってワイン造りとは、「こちらがアペラシオンの特徴を表現するものではなく土壌の方から語りかけてくるものである」という。その言葉を体現するかのように、土壌本来の力に任せるため20年以上から肥料を使用していない。数年前よりリュット・レゾネに切り替え農薬もボルドー液や硫黄など昔から伝わるものを選ぶ。
収量は毎年行なう摘芽と摘房で25〜35hl/kaに抑える。新樽率は35%から、100%新樽のシャンベルタン、クロ・ド・ベーズ、クロ・サン・ジャックまで、格付にとらわれずワインの特徴によって使い分ける。2019年5月にドメーヌが正規輸入元に自分達のワインが再販されたり投機目的のグレーマーケットに流出していて、本当にワインを愛する消費者の手元に届かなくなってしまっている、という内容の文章を送りました。
これにより、あくまで要請ベースだが、ネット販売自粛と非常識な高価格販売のドメーヌ側からお願いされた形となり、止まらぬこのドメーヌの人気ぶりが伺える。