regular tasting レアものから年代物まで、様々なワインを・・・

レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。 お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは 17:30 に抜栓します。

12 December 2022
18 Sunday
新春スペシャルワイン会

〜60年の歩み〜

還暦スペシャル!

コース料理無し
定員13名様
6 glass set 55cc
¥98,800 消費税・サービス料別

1962 Y de Ch. d'Yquem(Bordeaux)
1962 イグレック・ド・シャトー・ディケム(ボルドー)
1962 Chateau Beychebelle(Saint Julien)
1962 シャトー・ベイシュヴェル(サン・ジュリアン)
1962 Chateau La Conseillant(Pomerol)
1962 シャトー・ラ・コンセイヤント(ポムロール)
1962 Chateau Lafite Rothschild(Pauillac)
1962 シャトー・ラフィット・ロートシルト(ポイヤック)
1962 Clos Vougeot(C.Noellat)
1962 クロ・ヴージョ(シャルル・ノエラ)
1962 Romanee Saintt Vivant(C.Noellat)
1962 ロマネ・サン・ヴィヴァン(シャルル・ノエラ)

年末最後は楽しいワイン会を!師走の慌ただしい中、ちょっと気分を変えて皆様に癒しをお届けします。ワインは全て還暦を迎えた1962年物。実は1961年や1959年に隠れた素晴らしいヴィンテージ。60年後の2022年の年の暮れのために眠っていたワインを揺り起こします。

まずは貴腐ワインの最高峰シャトー・ディケムが造る、偉大な辛口白ワイン、イグレックからスタートします。100年も優に越えようかという寿命を持つこのワイン、まだまだ発展途上です。グラスの中での変化が凄まじく、最後はネクターに変身してしまいます。ぜひ最後まで残しておいてください。サン・ジュリアン村からはシャトー・ベイシュヴェル。その歴史は古く1565年に遡ります。メドックの小さなヴェルサイユとも例えられる美しいシャトーですが、できるワインも柔らかく優しくエレガント。続いてポムロール村からシャトー・ラ・コンセイヤント。村の境界でシュヴァル・ブランの隣りという好立地にあるこのシャトーは、豊満で肉付きが良く魅惑的。その滑らかでシルキーな舌触りはとても官能的です。そして貴族的な品格と究極の内面美をもつ、唯一無二のシャトー・ラフィット・ロートシルト。このワインは本領を発揮するのに最も時間がかかることで知られていますが、まさに今が若さと熟成感を兼ね備えた絶頂期。

そしてブルゴーニュからアンリ・ジャイエに匹敵すると言われた伝説の造り手、ドメーヌ・シャルル・ノエラの2つのワインが続きます。ラルー・ビーズ=ルロワがこのドメーヌの畑を購入し、ドメーヌ・ルロワの礎を築いたことでも有名です。“クロ・ヴージョ”は、1109年にシトー派の修道士により開墾された畑で、所有するのは最良の区画。まさに真のグランクリュ、本物のテロワールを感じてください。“ロマネ・サン・ヴィヴァン”は1131年にサン・ヴィヴァン修道院に寄進され開墾された畑です。所有するのは斜面最上部から下部までの区画。どちらのワインも何か神秘的な深淵さを垣間見ることができるのは、真理を見通す修道士が目をつけ開墾し、管理した所以でしょうか?

1962年のボルドーは白赤共にマイケル・ブロードベントの★ ★ ★ ★。特にポムロールは成功したとの事。シャトー・ベイシュヴェルは「麗しく熟成した晩熟型ワイン。豊かでスパイシーでほとんど1961年物の品質」。シャトー・ラフィット・ロートシルトは「古典的なブーケが芳しく開花する。リッチで黒胡椒の風味もある」と共に4星評価を与えています。ブルゴーニュは★ ★ ★ ★ ★ の最高評価。どうぞごゆるりとお楽しみ下さい。スタッフ一同皆様のご予約をお待ちしております。

11 November 2022
23 Wednesday

色とりどりに花開く!シャンボール・ミュジニー村

コース料理無し
定員13名様
8 glass set 55cc
¥88,888 消費税・サービス料別

2013 Chambolle Musigny Les Amoureuses(Vogue)
2013 シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルース(ヴォギュエ)
2013 Bonne Mares(Vogue)
2013 ボンヌ・マール(ヴォギュエ)
2013 Musigny(Vogue)
2013 ミュジニー(ヴォギュエ)
2005 Chambolle Musigny Les Gruenchers(Dujac)
2005 シャンボール・ミュジニー・レ・グリュアンシェール(デュジャック)
2005 Chambolle Musigny Aux Beaux Bruns(D.Mortet)
2005 シャンボール・ミュジニー・オー・ボー・ブリュン(ドニ・モルテ)
2002 Bonne Mares(Vougeraie)
2002 ボンヌ・マール(ヴージュレ)
1996 Musigny(L.Jadot)
1996 ミュジニー(ルイ・ジャド)
1996 Musigny(D.Larose)
1996 ミュジニー(ドルーアン・ラローズ)

今回は「色とりどりに花開く!シャンボール・ミュジニー村」と題し、色彩にとんだシャンボールの魅力を堪能していただくワイン会です。
まずは最大所有者にして、この村を代表するヴォギュエの3大畑からスタートします。
1級畑の最高峰「アムルーズ」、モレ・サン・ドニ村にまたがる「ボンヌマール」、この村の象徴「ミュジニー」の飲み比べです。
ヴォギュエはブルゴーニュファンなら知らない人はいない、最重要な造り手。ドメーヌの創設は1450年で、一族から門外に渡ったことがない稀有な生産者で、1925年に家督を継いだジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵の代になり、その名声が確立しました。
1972年までのミュジニーは唯一ロマネ・コンティに匹敵できる壮麗なワインと断言できます。今回ご用意した2013年物は1986年から
2019年までの醸造責任者で、ドメーヌの名声を取り戻したと評価の高いフランソワ・ミエの手によるもの。
3大畑の違いを再確認できる絶好の機会です。

この後に続くワインは当たり年のオンパレード。まずは2005年の2つの1級畑「グリュアンシュール」と「オー・ボー・ブリュン」の飲み比べで、
どちらもこの村の中央に位置しています。ジャック・セイスが1967年に興したドメーヌ・デュジャックは有機農法と全房発酵による果実味豊かで芳香に富んだ、他に比べようのない艶かしいワインを生み出しました。現在は長男のジェレミーと次男のアレックがドメーヌを継いでいます。
ドニ・モルテは1993年からの秀逸なワインで一躍スターダムに上り詰め、熱狂的なファンを獲得しました。そして2005年は非業の死を遂げる前年の最後の作。アンリ・ジャイエに学んだことにより、完全除梗、低温マセレーションと、デュジャックとは全く対照的な手法で造られたワインです。この興味深い比較を楽しんでいただきます。

1999年に設立された新進気鋭のドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレは、僅か20年にしてトップ生産者の仲間入りを果たした注目株。
2002年「ボンヌ・マール」は初期の作品とはいえ、20年の時を経て花開き、そのテロワールの個性を存分に発揮しています。

そして最後は2つの「ミュジニー」で締めくくります。ルイ・ジャドは大手ネゴシアンでありながら、最上級のドメーヌで、ミュジニーはこのドメーヌがもつ至上の宝石。他の生産者と比べても圧倒的な純度と厳格さと格調の高さを備え、比類なき緻密さと硬質さは、世に言う“ビロードの手袋をした鋼の拳”を余すところなく体現しています。それは他の生産者のミュジニーと比較して飲めば一目瞭然、好き嫌いを通り越して、この畑の本質を最も捉えているワインと言えます。飲むことで身体が純化される究極の体験をしていただきます。
そして、ドルーアン・ラローズはジュブレ村に本拠地を置きながらシャンボールのワインで成功した歴史あるドメーヌで、ボンヌ・マールの成功で世に出ました。1996年に購入した「ミュジニー」は、今なら絶対に売りに出ない大変な貴重なパーセルで、その立地はルロワの隣の区画です。
その最も新しいミュジニーの生産者によるファーストヴィンテージの出来は?強さよりエレガンスを追求する造りのポリシーはこの偉大な畑の個性を遺憾なく引き出します。その美しさと気高さに包まれてください。
チャーミングな初々しさから完成された究極の美しさまで、さまざまな表情を見せるシャンボール・ミュジニー村の魅力を存分に味わい尽くしてください。
どうぞお見逃しなく!スタッフ一同、ご予約をお待ちしております。

11 November 2022
3 Thursday

〜次世代のスーパースター〜

【先代を超えて】

コース料理無し
定員13名様
8 glass set 55cc
¥78,800 消費税・サービス料別

N.V. Guillanme Selosse Largiller(Avize )
N.V. ギョーム・セロス・ラルジリエ(シャンパーニュ・アヴィーズ)
N.V. Jacques Selosse Substance(Avize )
N.V. ジャック・セロス・シュプスタンス(シャンパーニュ・アヴィーズ)
2013 Chevalier Montrachet(Pirre Yves Colin Morey)
2013 シュヴァリエ・モンラッシェ(ピエール・イブ・コラン・モレ)
2004 Montrachet(Marc Colin)
2004 モンラッシェ(マルク・コラン)
2016 Mazoyeres Chambertin(A.Mortet)
2016 マゾワイエール・シャンベルタン(アルノー・モルテ)
2006 Chambertin(D.Mortet)
2006 シャンベルタン(ドニ・モルテ)
2019 Vosne Romanee Aux Malconsorts(S.Cathiard)
2019 ヴォーヌ・ロマネ・オー・マルコンソール(シルヴァン カティアール)
1999 Vosne Romanee Aux Malconsorts(S.Cathiard)
1999  ヴォーヌ・ロマネ・オー・マルコンソール(シルヴァン カティアール)

今回は「先代を超えて」と題し、偉大なドメーヌを引き継いだ、次世代のスーパースターのワインを、評価の高い先代のワインと共に並べたワイン会。その実力はいかに?先代と飲み比べてお楽しみ頂く一日です。

まずはシャンパーニュからカリスマであり革命児と名高いアンセルム・セロスと、息子ギョームの飲み比べ。2018年に引退した父アンセロムが造った“本質”と名付けられた「シュブスタンス」は、独自のソレラシステムで熟成しボトリングしています。収穫の翌年、小樽から大きな木樽に澱と共に移し、次の年には澱を取り除きステンレスタンクに移します。なんとこのソレラには1984年収穫からのワインが入っているから驚きです。そのバトンを引き継いだ息子ギョームが造る「ラルジリエ」は友人ジェローム・コエッサンスの所有する南部オーブの畑から、ピノ・ノワールを使って醸造した年産3500本の希少なシャンパーニュ。シャルドネ100%とピノノワール100%の比較ですが、それぞれの本質が凝縮されています。

ブルゴーニュからは白ワインの偉大なドメーヌ、マルク・コランと長男のピエール・イブ・コランの飲み比べ。マルク・コランは1970年にドメーヌを立ち上げ、所有畑を6ヘクタールから19ヘクタールまで広げ、その中にはなんと16人しか所有していない「モンラッシェ」も含まれます。2004年は引退直後で、長男のピエール・イヴ、次男のジョセフ、三男のダミアンが協力して造った豪華バージョン。翌2005年にピエール・イヴが独立したため、兄弟3人で造った最後のワインとなりました。ピエール・イヴ・コランの「シュヴァリエ・モンラッシェ」は年産2樽の超貴重品。日本にもわずかしか入らないため、ほぼ目にしない幻のワインの一つです。バトナージュを行わず、極力酸化を排除したピュアな造りが特徴です。

ブルゴーニュの赤ワインからはジュヴレ・シャンベルタン村の名門、ドニ・モルテと現当主で長男のアルノー・モルテの飲み比べ。父のドニ・モルテはアンリ・ジャイエに学び、フィネスのあるスタイリッシュなワイン造りを目指しましたが、出来るワインは抽出が強く豪華で重量感のあるワインでした。そのため一部ではカルト的な人気を得ましたが、本人はいつまでも納得できず、ついに2006年1月に自らの命を絶ちました。そのほぼ遺作ともいうべき「シャンベルタン」をご用意しています。同年ドメーヌを継いだ長男のアルノーは、強い抽出を抑え、完全除梗、低温マセレーションの、凝縮感がありながらピュアでエレガンスやフィネスに溢れたワインという、まさに父ドニが目指したワインを造っています。そのアルノーの現時点での最高傑作2016年「マゾワイエール・シャンベルタン」で、親子二人が目指した夢のワインをご堪能ください。

そして最後は、現在ヴォーヌ・ロマネで最高評価を得ているドメーヌ・シルヴァン カティアールから、父シルヴァンと息子のセバスチャンが造る「マルコンソール」の飲み比べ。シルヴァンは1984年にドメーヌを創業しましたが、アルフレッド、アンドレに続くカティアール家の3代目。4代目に当たるセバスチャンは2011年にドメーヌを引き継ぎました。ご用意した畑のマルコンソールはラ・ターシュに隣接するブルゴーニュ3大1級畑の一つで、その最高峰がシルヴァン・カティアール作のワインです。入手困難の上、価格は天井知らず、ぜひブルゴーニュファンの方は見逃さないでください。セバスチャンの造るワインは、恐ろしいまで深淵でかつ球体、一点の曇りもない純粋さで、現在私達が口にすることができる究極的なネクターです。その完全性ゆえの心揺さぶられる美しさをご堪能ください。重ねて言いますが、この生産者こそが現在味わえるブルゴーニュの頂点。どうぞお見逃しなく!スタッフ一同、ご予約をお待ちしております。

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  • お1人様より承っております。
  • キャンセルは、開催日の3日前までにお願いいたします。
  • 当日、ワインのコンディションよっては同等クラスのものと交換させていただく場合もございます。予めご了承ください。
  • ワインは 17:30 に抜栓します。
  • 表示金額は税込表記になっております。
    10%のサービス料を頂戴いたします。
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