
レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。
お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは
17:30
に抜栓します。

〜ブルゴーニュにおける王者の風格とは〜
【9月ワイン会・第2弾 ワインの王様】

2012 Chambertin Clos de Beze (P.Minot)
2012 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ (ペロ・ミノ)
2012 Chambertin (P.Minot)
2012 シャンベルタン (ペロ・ミノ)
2011 Chambertin Clos de Beze (O.Bernstein)
2011 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ (オリヴィエ・バーンスタイン)
2011 Chambertin (A.Rousseau)
2011 シャンベルタン (アルマン・ルソー)
2000 Chambertin Clos de Beze (R.Groffier)
2000 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ (ロベール・グロフィエ)
1989 Chambertin (J.Prieur)
1989 シャンベルタン (ジャック・プリウール)
1979 Chambertin Reserve Jean Trapet (L.Trapet)
1979 シャンベルタン・レゼルヴ・ジャン・トラペ (ルイ・トラペ)
今回はワインの王様ことブルゴーニュのシャンベルタンにフォーカスします。皇帝ナポレオンも愛した威厳、厳格さ、スケール感はまさに王様のそれ。ブルゴーニュでも別格、かつ正反対の個性を持つ、隣り合う2つのグランクリュを比較してお楽しみいただきます。
精神的で内向的、中心に向かう静かなるエネルギーに満ち、完全な球体を持つクロ・ド・ベーズと、肉体的で外交的、溢れ出るエネルギーに満ち、他を圧倒し支配するシャンベルタン。本日のテーマ「王者の風格」とはまさにシャンベルタンを指します。AOC法ではクロ・ド・ベーズはシャンベルタンを名乗れても、その逆はないと言う規制が存在しますが、歴史的には630年にベーズ修道院に寄進されたクロ・ド・ベーズの方が古く、1276年に初めて記録が残るシャンベルタンの遥かに以前に存在していました。
スタートは現在ブルゴーニュ最上の造り手、ペロ・ミノから。2012年はこの造り手の最高傑作のヴィンテージで、今に至るまでこのヴィンテージを超えるワインは造られていません。そして驚くことにこの2つのワインはネゴス物。ピエール・ダモワより借りて栽培から行っています。比較してこそはっきり分かりますが、2つの畑の個性を見事に体現しています。クロ・ド・ベーズの極上のシルキーさと完璧なハーモニー、品格、美しさ、静謐さ。対するシャンベルタンのゴージャスで官能的、巨大なスケール感。これはブルゴーニュワインの一つの到達点といえます。
続くワインはミクロ・ネゴスの代表、オリヴィエ・バーンスタインのクロ・ド・ベーズと、この村の最高峰アルマン・ルソーが造るシャンベルタンの対決です。最上のグランクリュとプルミエクリュにフォーカスしたバーンスタインのワインは、いついかなるときでもゴージャスさが身上のため、まるでシャンベルタンのような風貌があります。とてつもなく華やかで豪華、あまりにも大きなスケール感が只物ではないと思わせます。一方ルソーのワインは、同じく豪華さと華やかさ、スケール感はありますが、緻密さと純粋さも身につけています。バーンスタインがルソーに送る挑戦状。はたして下剋上はあるのか?
続くロベール・グロフィエのクロ・ド・ベーズは、畑を購入したのは1953年、そしてドメーヌのフラッグシップです。レザムルースの最大の所有者として有名ですが、ベストはこの畑。果実味豊かでシルキーな舌触りが身上で、2000年という果実味のたっぷりしたヴィンテージです。
ジャック・プリウールは大規模なネゴシアンですが、このシャンベルタンは自社畑。長期に渡り低迷期が続いていましたが、1988年にアントナン・ロデ社の資本が入り、ナディーヌ・ギュブランが醸造を担当してから評価が急上昇しました。この生産者が造り出すワインは総じて誰もが素直に美味しいと言える味わいです。特にシャンベルタンとミュジニーの2つは、そのクオリティで信じられないほどの高みに到達しています。堅牢で堂々とした酒体がありながら、軽やかで品格に富むという出来栄え。
そしてトリを締めるのはルイ・トラぺのシャンベルタンです。1990年に2人の息子に分割され、長男ジャンがトラぺ・ペール・エ・フィス、次男マドノがロシニュール・トラぺになっています。1979年は今最も飲み頃を迎えているヴィンテージ。シャンベルタンのイメージ通りまさに王者の風格を伴うワインを堪能していただきます。どうぞ心ゆくまで味わってください。スタッフ一同皆様のご参加もお待ちしております。

〜ボルドーにおけるエレガンスとは〜
【9月ワイン会・第1弾 ワインの女王】

2019 Anseillan by Chateau Lafite Rothschild (Pauillac)
2019 アンセイヤン・バイ・ シャトー・ラフィット・ロートシル (ポイヤック)
2001 Chateau Lafite Rothschild (Pauillac)
2001 シャトー・ラフィット・ロートシル (ポイヤック)
2000 Chateau Ducre Beaucaillou (St-Julien)
2000 シャトー・デュクリュ・ボーカイユ (サン・ジュリアン)
2000 Chateau Pichon Longueville Comtesse de Lalande (Pauillac)
2000 シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド (ポイヤック)
1990 Carruades de Lafite Rothschild (Pauillac)
1990 カリュアド・ド・ラフィット・ロートシル (ポイヤック)
1983 Chateau Margaux (Margaux)
1983 シャトー・マルゴー (マルゴー)
1976 Chateau Lafite Rothschild (Pauillac)
1976 シャトー・ラフィット・ロートシル (ポイヤック)
スタートは、1世紀ぶりに新作として造られたシャトー・ラフィット・ロートシルトのサード「アンセイヤン」から。2018年がファースト・ヴィンテージで、現在はレストランのみで提供されています。85%メルロ、15%カベルネ・ソーヴィニヨンという驚きのセパージュ。しかしながらラフィット特有の洗練されたエッセンスははっきり感じられます。
続いて2001年「シャトー・ラフィット・ロートシルト」の登場です。1855年の格付けから170年経過していますが、現在のクオリティを比較しても、1級シャトー筆頭の座は揺るぎなく、ボルドーの頂点に君臨しています。強さや大きさ、逞しさよりもエレガンスや品格、美しさを上位に置くフランスの美意識には、日本人とも共通する美への限りない賞賛が感じられます。そして2001年は近年最も開いているヴィンテージゆえ、ラフィットのノーブルな魅力を十二分に感じられるボトルです。
続いてミレニアム・ヴィンテージ2000年の2級シャトーが並びます。シャトーの可能性を最大限表現している極上のヴィンテージです。洗練された美しさではラフィットをも凌ぐのではと思わせる「シャトー・デュクリュ・ボーカイユ」は、キラキラと輝く色彩美と、純真無垢な美を備え、貴族性ではラフィットの後塵を拝しますが、透明感ではその上を行きます。対する伯爵夫人の名を冠する「シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド」は、芳醇で豊満、まるで中世の女性画のような美しさと、ルノワールの女性のような丸みと親しみやすさを体現し、えも言われぬ安らぎを与えてくれるワインです。
「カリュアド・ド・ラフィット・ロートシルト」は、ラフィットの同じ畑から、ファーストに使われる30%を除き、残りの内から40%が使用されています。1990年という素晴らしい年なので、セカンドと言えどもこの上ないエレガンスを感じられます。
続いて女性的の代名詞「シャトー・マルゴー」です。1855年の格付けではラフィットに次ぎ第2位。女性的といえどもそのイメージは、溢れるような包容力と、しなやかで丸みを帯び、優美な気品のある佇まい、と言えるのでは。1983年は支配人の故ポール・ポンタリエが着任した年で、オーナーはコリーヌ・メンツェロプーロス。絶頂期で偉大な成功を収めた年です。
トリは再びラフィットに戻ります。1976年は1959年以来の最上のヴィンテージで、ほぼ50年経過した今、全てに磨きがかかり、成熟した内なる精神美と穢れなき崇高さを体感できます。どうぞたっぷりとボルドーの雄大な懐に抱かれ、癒しの時間をお過ごしください。皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。